ロックを聴く

 真夜中に目が覚めることが多くなった。その日は午前2時少し前に目が覚めた。ラジオをつけてタイマーをセットする。いつものことだ。その日のラジオ深夜便は「【花が好き!自然が好き!】植物のいのちと響きあう(1)英国キュー王立植物園公認植物画家山中麻須美さん」の話だった。聞いたのは最後の部分のほんの少しだけだったが、最後にいつもこの曲を聴きながら植物画を描くと紹介されていたのが、イギリスのロックバンド「MUSE」の「GUIDING LIGHT」だった。突然目覚めた深夜、雑念もなく邪念もなく聴いたその曲はまっすぐに私の心身に沁みわたった。
 CDが欲しくなった。これまでロックなどろくに聴いたこともない私が?ロックのCDを買いたいだなんて…いいのかな?と自制心がささやいた。気持ちを静めて…2日間。やっぱり欲しい。ロックだからと驚くことはないじゃないか、あんなに私の心を満たし慰め癒してくれる曲だったではないか…。
 アマゾンで購入した。MUSEーLIVE AT ROME OLYMPIC STADIUMは、CDとDVDの2枚セットで少々高かった。REPEATボタンを押して朝からずっと聴いている。飽きもせず聴いている。ロックがBGMになるとは思わなかった。たぶん、夜も、眠りに落ちる時も、聴き続けそうである。私の大切な1枚となった。

2018年1月21日 15:25 | コメント (0)

尾を引く騒動

 大学入試センター試験の「地理B 第5問・問 4」のハナシである。朝日新聞の見出しはムーミンとビッケの舞台は――? それは難問だ、読売新聞の見出しは「ムーミン舞台、心の中」…フィンランド大使館であった。大学入試センターの挙げる正解と、ムーミン・ビッケ両アニメに関係する会社の見解、フィンランド・スウェーデン両大使館の発言、大阪大学大学院原語文化研究科スウェーデン語研究室の見解を並べ、大学入試センターに正答の根拠を聞いたという朝日新聞。フィンランド大使館への取材、大学入試センターは出題ミスではないか?という指摘に対して検証を進めているという内容を載せた読売新聞。
 それぞれのアニメの舞台がどこかということは出題の本筋ではないはず。「文章を読んで自分の考えを記述するのではなく、図やグラフから必要な情報を読み取り、一定の条件のもと、表現する力を求める」出題と捉えるのが本筋ではないか、と私には思える。あくまで「地理B 」の問題だということを心しておくことを忘れてはいけない。世界地図でフィンランド・スウェーデン・ノルウェーを見れば出題の意図の一端がわかる。問の文章の中に、3か国の文化の共通性と言語の違いを調べたとある。ここにも解答するときのヒントがある。図やグラフから必要な情報を読み取りは、問の文章と出題のアニメと言語の表を正確に読み取ることを指し、この場合の一定の条件のもとは、出題の中で得られた情報のみを用いてということだろうと思う。
 本筋でないところで受験生が騒ぐのは若気の至りで済むが、さまざまな立場の人たちがああでもないこうでもないと受験生の声に便乗するのはおとなげない。こんなブログを書く私も片棒を担いでいるではないか?というつぶやきが聞こえないでもないので、これにて退散。
正答の根拠を問われた大学入試センターが回答を発表するかどうかには関心はない。良問ではなかっただけだと思う。

2018年1月16日 10:13 | コメント (0)

グラフ用紙

 アイソメトリックグラフ用紙が必要となり、買いたいと思ったが近くには大きな文房具店がない。日常使う文房具はスーパーなどで手に入るが、ちょっと特殊なグラフ用紙は手に入らない。どうしようか…と少し思い悩んだが、試しにアマゾンで探してみるといとも簡単に見つかった。A4サイズ25枚で572円である。アマゾンでは2000円以上の買い物でなければ送料350円が要る。たとえ350円の交通費を使っても、確実に手に入れることができるという保証はない。迷わず、アマゾンで購入することにした。通常配送でもお急ぎ便でも送料は同額だ。早く手にしたいのでお急ぎ便にした。
 なんでもアマゾン、気軽にアマゾン、ポチッとアマゾン、ほれほれアマゾン…がいいのかどうかはわからないが、近くに欲しいものを取り扱っているお店がない場合などはやはり便利なのである。とても便利なのである。
 私が住んでいるところは、政令指定都市のターミナル駅まで1〜2駅という便利なところである。それでも、手に入らないものはいくらでもある。ドコモ・au・ソフトバンクの店舗もそろっているし、美容室など掃いて捨てるほどあるし、ちょっとした書店もそろっているが、気のきいたレストランはほとんどなくラーメン店と居酒屋ばかりが目に付く。駅前のいい場所は決まってパチンコ店だ。
 どうにもならなくて、なんでもアマゾン、気軽にアマゾン、ポチッとアマゾン、ほれほれアマゾン…となる。コレでいいのか…という疑問や葛藤がつきまとうが、どうにもならない。グラフ用紙1冊なので、ゆうパケットで届く。郵便局の配達員さんがマンションエントランスにある郵便受けにそっと入れていってくれる。「配達完了メール通知サービス」を利用すれば、何度もエレベーターで降りて郵便受けを確かめに行く必要もない。便利というしかないではないか。本当はなんでも店頭で手に取って吟味して買いたいと思うが、それは叶わないのだ。

2018年1月15日 9:01 | コメント (0)

思考力

 年が明け成人の日も過ぎると、次は1月の風物詩ともいえそうな大学入試センター試験である。地理Bではムーミンに関する出題(フィンランド・ノルウェー・スウェーデンの3か国の共通性と違いを問う問題)があったということで話題になっているらしい。朝日新聞では、間違えたとみられる受験生のツイッターのつぶやきが相次いでいるという趣旨の記事だった。一方、読売新聞ではネット上で「ムーミンを知らないと解けない」などの声が寄せられたとある点は朝日新聞と同じであるが、大手予備校によると、バイキングがノルウェーに関連していることと、例示されたスウェーデン語とノルウェー語の類似性を理解していれば、解くことができる(ムーミンを知らないことを前提として出題したとみられ、正解を見つけることは可能だ)という話を載せている。
 新聞に載っていた「地理B 第5問・問 4」を見たが、予備校の担当者の発言通りであった。ヒントは上に挙げてあったスウェーデンのアニメーションスウェーデン語にある。キーワードは、バイキングスウェーデン語だ。ヒントからキーワードを見つけ、あとは推理すればいいだけである。
 たぶん…、コレは「文章を読んで自分の考えを記述するのではなく、図やグラフから必要な情報を読み取り、一定の条件のもと、表現する力を求める」(知識の暗記ではなく、頭を使えということ)問題の一環として出題されたのだろうと推測するが、「地理B 第5問・問 4」に限って言えばパズル的思考力があれば解ける。
 パズル的思考力というのは、予め結果(答え)がわかっているものを推理していく思考力である。人間にとって必要とされるのは、新しいモノを生み出す思考力ではないか…と私には思える。先に挙げた「文章を読んで自分の考えを記述するのではなく…中略…一定の条件のもと、表現する力が求める」とは、新しいモノを生み出す思考力をいっているのではないのか…と思うのだが、どうなのだろう?

2018年1月14日 9:20 | コメント (0)

支援とは?

 振袖成人式騒動はますます膨れ上がっているようだ。呉服店などの有志が手作りの式典開催に向け動き出したという。名付けて「成人式プレゼントプロジェクト」、運営費は「クラウドファンディング」だそうだ。また、京都・西陣織工業組合は「着物販売レンタル」の問題の被害者に着物体験(着物レンタル・着付け・組合主催の着物ショー出演)を無料提供すると決めたそうだ。これらはどれも今回の問題を利用した(あえて利用したという言葉を使用)呉服店など着物関係業者のイベントであるからご自由にされたらいいと思うし、ソレを喜んで受け入れたい人もご自由にされたらいいと思う。
 イマドキの新成人にとっては式典や振袖での記念写真はそれほどまでに重大事なのだろうか?重大事だからこそこういう事態になっているのだろうが、私には理解しがたいことである。いつの頃からだったかもう忘れたが、何かにつけ「思い出作り」と人々が口にし始めたが、そもそも私にはコレが理解できないのだ。思い出は、さぁ!思い出を作りましょう!と言って作るものではないはず、日々の生活の中でやってきたことが後になってどれだけ想いとなって残るか…だと考える。
 今回の騒動を引き起こした問題の会社は2016年9月末時点ですでに債務超過に陥っていて、数年前からは取引先への支払いが滞っていたといわれている。難しいことではあるが、ホームページに書かれていることを鵜呑みにせず判断を間違えないようにする訓練は必要だと思う。大人になればすべて自分自身の責任で判断しなければならないのだ。キツイことをいうが、新成人にはそのことを学んでほしいと思っている。
 世間の波に逆らうようなことばかり書いている私の成人式はどうだったかというと、なかには振袖を着ている人もいたと思うが実にさまざまであった。私は自分で作ったニットのワンピース(本を見れば編み物はできたので)を着て式典に出た。3歳上の姉には振袖を準備できた親も、その3年後には二人分(私は双子)の振袖は準備できなかったようだ。その時は代わりに服を買ってくれることもなかったが、大学を卒業するときにはドレスを誂えてくれた。父にとっては、私の成人よりも大学卒業の方が数倍うれしかったのだろう(家を出たくて受けた大学には落ち、父が併願の条件として出した大学には合格した)。時は移って、息子の成人式。息子は、大学入学時に購入したスーツを着て式典に出た。

2018年1月12日 8:28 | コメント (0)

筋違い

 年頭からいろいろなことが起きる。ひとつひとつ数え上げても意味がないのでやめておくが、これは筋違いだと思う出来事をひとつ…。それは、着物販売レンタルの「はれのひ」(本部・横浜市中区)の店舗が閉鎖され、多くの新成人が振り袖を着られなかった問題で、横浜市が、被害を受けた新成人を対象にした式典の開催を検討していることがわかったという読売新聞の記事だ。
 「着物販売レンタル」の問題と式典開催を関連付けるのは筋違いである。式典は滞りなく開催されたのであれば2度目の式典開催はおかしい。市が新成人の振袖の心配までするなんて…どう考えてもおかしい。式典に出席するかどうかは新成人が判断することであるし、振袖でなきゃ出たくない…というのも本人の判断であり、それで出席しなかったというのは本人の責任である。
 長い人生のなかではさまざまなアクシデントが起きる。新成人は大人だ。大人として、そんなアクシデントに直面した時どうするか…ソレが試されているのに、市が「着物販売レンタル」の問題の被害者のためにもう1度式典を開催しようかと考えるのは完全な筋違いである、と私は思う。
 大人になる、大人であるというのはなかなか難しいことではあるが、まわりの人間はそれを手助けする立場にあるはずだ。横浜市の対応は完全に間違っているだけでなく、新成人が真の意味の大人になる機会を台無しにしている。…私はそう思うのだが、そんなふうに考えるのは私だけ?

2018年1月11日 10:31 | コメント (0)

8年という月日

 お正月も早々と過ぎ去り、今日からあらゆるものが動き出す。私の朝一番の仕事は可燃ゴミ(10ℓの袋を2個)を出すことだった。毎年迎えるこの日、私は変わらず同じことを繰り返しているのだろうか…と、2010年1月4日のブログを読み返してみた。その日は山田稔さんの「書棚の片隅」という散文について書いていた。
1.「新刊書を買って読む機会がめっきり減った」
2.「新刊書までも読む時間と体力(視力)が無くなったのだ」
3.「むかし読んで深く心を動かされた本を再読するだけで、精一杯である」
4.「好きな古い本を気分にまかせて、もっぱら自分の楽しみのために読み返せばよい」
5.「さいわい、中身はあらかた忘れていて、いま読んでも新鮮」
6.「そんな情けないような有難いような年齢に、やっと到達したのである」 
 今年の私でもこの時の山田稔さんの年齢にはまだ達しないが、それでも1〜6のすべてにほぼ同感である。ほぼというのは、情けないような…はまさにそのとおりであるが、有難いような…という想いにはまだ至っていないからだ。ついでに見ると、その前日のブログには意味深長な言葉が並んでいる。
 今はもう「冬ごもり」をしても、コレといった言葉を拾い集めることができない。やはり広い意味では、情けないような年齢に達したのかもしれない。

2018年1月 4日 9:44 | コメント (0)