秋のおでかけ

 鎌倉大好きの人には悪いが、私は鎌倉があまり好きではない。それでも唯一お気に入りの場所がある。それは北鎌倉にある東慶寺。境内に足を踏み入れ季節の花を見ながら山を登っていくと、一瞬にして別世界に迷い込む。山頂一帯はお墓ばかりだが、大きな木々のなかで野鳥の声を聞きながら、名の知れた人々のお墓を尋ね歩くひとときは不思議と私の心を和ませる。出かけたのは今月の2日。
秋の花 1  秋の花 2  東慶寺

 そして、12日はぐっと足を伸ばして高尾山へ…といっても本格的な山登りは無理。ケーブルカーで行ける所までだ。高尾山行きの目的は、千葉から高尾まで乗りかえなしのホリデー快速ビューやまなし号に乗ることだった。雨上がりの秋晴れにくっきりと姿をあらわした富士山を見ながらの2時間弱の旅である。
 うっかりしていたが、高尾山のケーブルカーは日本一の急勾配を登る。その怖さはジェットコースター並みだった。転がり落ちるかと思ったほどだ。でも、窓から眺める景色は秋色満載である。
 野草園をゆっくり散策し、土産物店をひやかし、天狗煎餅というのを期待もせずに購入した。「落花生煎餅とみそ煎餅が15枚ずつ入っていますよ」と、店番のおばあちゃんが勧めてくれたので買うことにした。これは思いがけずおいしかった。
高尾山 野草園   高尾山 展望

 何を思ったか、その後は寄り道をして深大寺でお蕎麦を食べることにした。京王線とバスを乗り継いてたどり着いた深大寺は、以前に来たことがあるはずと調べてみたら、すでに10年近く前のことだった。お蕎麦を食べ、そば饅頭とそばだんごとそば茶を買った。園芸店で、2種類のオキザリスも買った。もう花が終わってしまったのでと、230円の苗をひとつは100円に、もうひとつは150円にしてくれた。球根だからうまくいけばまた来年も楽しめるかも…。
 こうしてそうして秋の1日は暮れた。今年の残り日数を忘れたくて遊び歩いている気がしないでもないが、秋の1日が暮れ、年も暮れるのだ。去りゆく人の上着のすそをつかんで行かないでもう少し…と引きとどめるように、日々が過ぎ去るのを引きとめたい。無理なこととわかってはいても。
2011年11月13日 19:30 | コメント (0) | トラックバック (0)
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