春が来る?来ない?来る?来ない…?

 雨水が過ぎると、ついに春が来たかと期待させるような陽気である。そろそろ冬眠も終わりにして…と思いつつ新聞をながめていると、朝日朝刊の投稿欄にちょっとばかり気にかかる投書が載っていた。

 小学1年の娘に歩いて30分もかかる店まで、「初めてのおつかい」に行かせた時の出来事だという。ニラ2束の買い物に千円を持たせたそうだ。母親がビールを買いに行かなくちゃと言うのを聞いていた娘は、ニラのほかに父親の好きなビール半ダースを下げて帰ってきたという。当然代金は千円では不足するが、「初めてのおつかいだからいい」と言われたと娘は言うが、慌てた親はお店に走り事情を聞いたそうだ。店の人の話では、後ろに並んだ年配の男性が不足分を出してくれたという。
 その出来事を母親は次のように締めくくっている。娘にとって思い出深いおつかいになったことだろうし、知らない人に親切にされたら名前をうかがうことを教える機会ともなった、と。

 水を差したり批判したりするつもりは毛頭ないのだが、この投書の見出しは、「初めてのおつかいに 思わぬ親切」となっていたところに私は少々引っかかる。私の目の前でそのような状況が展開したとしたら、さてどうするか?と考えた。
 確かに親切なおじさんではあるが、本当の親切とは、金額を計算しながら買い物をする方法をその場で丁寧に教えてやることではないかなぁ…と思うのだ(もし運悪く後ろに怖い人が並んでいたらどやされたかもしれないし、レジ係が余裕のない人だったら叱られたかもしれない。親切なおじさんだったのは、運がよかったというだけのこと)。

 もう一点気になるのは、小学生にビールを売った店が本当にあったのかということ。店側には、『未成年者の飲酒防止に資するため、年齢の確認その他の必要な措置を講じる旨の義務』があるはず。小学生の女の子だからおつかいだろうというのは思い込みに過ぎない。もし、未成年のお兄ちゃんやお姉ちゃんに買いに行かされていたとしたら? 

 元気をあげたりもらったり応援したりと言う言葉(表現)と同様に、「親切」という言葉もクセモノである、…なぁんて言う私は、ひねくれてる?
2010年2月21日 9:53 | コメント (0) | トラックバック (0)
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