新型インフルエンザ対策・国版

 どうにも納得がいかない。新型インフルエンザのワクチン接種は原則自己負担で、その金額が6千円から8千円だというのだ。「新型インフルエンザは新たな患者数が前の週のおよそ1.6倍と急速に拡大している」というのに、である。「この接種は、予防接種法に基づかない任意接種の扱いで、国は接種の勧奨はしない。生活保護世帯などの低所得者の負担軽減策として自治体が助成するよう、国が補助金を出す」のだという。

 この国にとって、国内で新型インフルエンザが大流行するかもしれないということは、何の問題でもないのだろうか。国としての対策が、「ワクチン接種を受けたかったらどうぞ、ただし自己負担でお願いしますよ」だなんて、信じ難いことである。接種の優先順位を決めても、これでは対象者の全員が接種を受けられるとは限らないではないか。一体、何のための優先順位なのだろう。
 
 厚生労働省は「新型インフルエンザの流行シナリオ」で、全人口の20%から30%が発症するとの試算を明らかにしたとの報道もある。それでも、国としては接種の勧奨はしないという。ワクチン接種を受けずに(理由は問わず)感染して、運悪く重症になって死亡しても、それも自己責任…。
 小学生と乳児がいて、ママは妊娠中で、パパは医療従事者、同居するバアちゃんには基礎疾患があり、ジイちゃんは高齢者…そんな3世代同居家庭があったとしたら、ワクチン接種に何万円かかるのだろうか。

 新型インフルエンザ対策も、つまるところは経済対策ということなのだろうか。すべては自己責任だからねっ!といわれれば、国民は自己防衛に走る。「新型インフル対策:在宅勤務や安否確認サービス 企業注目」などという記事(毎日.jp 経済)もある。マスクやうがい薬ハンドソープや消毒液などの特需もある。
 マスゾエさんは、「感染者が急増すると医療機関が重症患者に対応できなくなる恐れもある(言い換えれば、重症者しか治療は受けられないということネ?)」として、「患者数を抑えることが重要だ」と言っているらしい。だが、感染しないようにすることは自己責任だという。納得がいかないワ。
2009年9月 9日 21:08 | コメント (0) | トラックバック (0)
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