ものごとの本質

 「日の丸を上下につなぎ合わせてつくられた民主党旗」が問題になっている。鹿児島での出陣式に、熱心な支持者が手作りの党旗を差し入れたらしい。それが、国旗をリサイクルして作ってあったために、一部の人たちの怒りをかったらしい。あそ〜さんは、今日も「民主党が日の丸の旗をひっちゃぶいた」と批判しているという。ハトヤマさんは、あそ〜さんの指摘・批判に対して、即座に「そんなけしからんことをやった人間がいるとすれば、大変申し訳なく思う」と陳謝したらしい。

 つまるところは国旗に対して不敬をはたらいたと言いたいようが、本当にそんなにいけないことなのだろうか。国旗を踏みにじったり焼いたりしたわけではない。リサイクルしただけではないか。国旗は、それが”然るところ”に掲げられて初めて意味を持つ。それまではただの布である。紙で作った歓迎の小旗など、用が済んだからとゴミ入れにポイと捨てると不敬になるのだろうか。後生大事に押し頂いて持ち帰り、末裔までそれなりのところにそれなりに保管しなければいけないのだろうか。

 その昔、出征する兵士に手渡した国旗には皆で寄せ書きをしたのではなかったか。国旗に字を書くなど、落書きそのものではないか(もっとも、それを落書きとはみなさなかったから、後に戦死した人たちを神として靖国に祀ることが正当化できるのだろうが)。

 皮肉をこめて言えば、国旗(日の丸)をリサイクルして作った民主党旗は、今の民主党そのものをよく表しているではないか…と思う。政権交代が現実もを帯びてくるにつれ、民主党は「なぁ〜んだ、やっぱり民主党は自民党の亜流だったか…」と思うしかないような変容を遂げつつある。今回の民主党旗は、ブラックユーモアとしては傑作である(こんなことを言うと、私もブラックリスト入りかも…ね)。
 繰り返すが、国旗はそれなりの意図を持ってそれなりのところに掲げて初めて意味を持つのだ。そこのところを忘れたくない…と私は思う。
2009年8月20日 14:40 | コメント (0) | トラックバック (0)
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