この2冊

 読めるかどうかは別として、図書館で2冊借りてきた。「砂のように眠る むかし「戦後」という時代があった」(関川夏央・著 新潮社 1993年)と「象が空を」(沢木耕太郎・著 文芸春秋 1993年)である。「象が空を」は507ページもある本だ。あまりの重さに一瞬躊躇したが借りることにした。どちらも1993年発行だったのは、全くの偶然である。
 「砂のように眠る」は、朝日新聞夕刊「ニッポン人脈記」の新シリーズ「反逆の時を生きて」で知った本だ。「象が空を」は、いま沢木耕太郎にはまっているという知り合いがいるので、私も一冊読んでみようかな…と選んだもの。

 今日の「反逆の時を生きて 6」を読んでも思うのは、「あなたはなにもしないのか?」という問いは何だったのか?ということだ。あの時代、どう見てもノンポリばかりとしか思えない女子大にまで、その問いは突きつけられた。『傍観は許されない。何かを行動することだ』と、京都駅前でビラ配りをすることになった。そこらあたりまでは私も付き合ったが、デモ行進までは付き合う気にはなれなかった。学長が現れ、まるで父親のように「女子大生らしさを失わず、怪我のないよう気をつけて」などと挨拶し、学生たちはそれに答えて、「行ってまいります!」と手を振りながら整然と出発するデモなどチャンチャラおかしく、私は敢えて傍観者となった。私には、60年安保世代と70年安保世代のふたりの姉がいる。必然的に私は傍観者でしかありえないのだった。 

 そんなわけで、この2冊の本を読んでみようと思う。
2009年6月26日 20:16 | コメント (0) | トラックバック (0)
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