自称とは自慢すること

 恥ずかしい限りである。ついに天声人語にまで取り上げられた千葉県知事のことである。私も何度かここに書こうかと思ったが、あまりにもあほらしいのでやめたのだった。自称「剣道二段」発言である。
 自称は所詮自称である。誰にも信用されない事柄であるから自称せざるを得ないのである。もっとも、なんと自称しようがその人の勝手ではあるが。辞書を引くと、おもしろいことに最後の方に自称とは「自慢すること」であるという意味も載っている。つまり、自慢するときに自称○○と使うのである。

 剣道二段がどれほどのものか知らないが、まだ分別のない10代の頃はともかくとして、親類の道場主から「わかった。二段を許す」といわれただけでその資格を得たと言い続けるのには呆れる。今もタレントであればそれでも済むかもしれないが、県知事ともなればそんな言い草は許されない。褒められるならともかく、こんな話で天声人語に取り上げられるのは、県民にとって恥である。

 千葉県知事はゴリ押しをして、アクアライン値下げを勝ち取ったらしい。今年8月から2011年3月までの時限措置らしいが、800円(普通車)だという。必要な財源20億円のうち半分は国から県への交付金で賄い、残り半分は国土交通省が「県の社会実験への応分の負担」として負担するという。これほどの財源がいることなのに、県としては経済効果の試算さえしていないという。自己の公約さえ実現させればいいというのか。お題目のように経済効果を唱え、流行の高速道路料金値下げに乗っただけではないか。

 産経ニュースの「熱血知事ダイアリー」は、知事にとって都合のよい内容が載る日しか更新がない。全国知事会議を退席した日は当然のことのように更新がなく、アクアライン値下げを勝ち取った昨日は当然のことのように更新されている。
2009年5月23日 9:48 | コメント (0) | トラックバック (0)
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