クラシカル

 猛烈に暑い。どのみち早起きをしているのだからと、家事はさっさとせっせと8時半までには済ませる。その頃には、南向きのベランダはすでに33℃を越す。大雨で洪水が起きたりしている地域もあるのに、このあたりは一向に雨の降る気配がない。ベランダの花は朝には瀕死状態である。慌てて水をどっさり与えると、やっと息を吹き返す。
 夏休みだ、海だ、山だ…というのは、もう終わりにした方がいいのかもしれない。突風でテントが飛び、川は急激に水かさを増し、人々に襲い掛かる。そうでなくても、暑さで熱中症になる人が多い。きっと、地球は変化してしまったのだろう。それにあわせて生活の仕方、季節の過ごし方を変える時がきたのかも。

 今日の朝日新聞be Extra Booksは、1968年生まれの作家と1981年生まれの女優の対談だ。その年齢を見ただけで、読むのをやめてしまった私はもうトシだなぁ…。対談の次は、「小説にみる愛のかたち」というテーマで恋愛小説の紹介だ。人間そのものを描くなかでの愛のかたちであればいいが、恋愛だけを扱った小説は好きではない私は、やっぱりもうトシかもねぇ…。
 その次のテーマは、北京オリンピックが10倍(誇大広告だねぇ?)楽しめる「読む五輪」だ。オリンピックはもちろんスポーツ全般に関心のない私は…パスしよう。

 最後のテーマは、書店員に聞く!クラシカル文学への誘い(”さそい”ではなく”いざない”と読んだ?)だ。クラシカル文学という呼び方に、のけぞってイスから落ちそうになった私は完全にトシだぁ…。
 出版社が本の宣伝をする時代から、書店員が本の宣伝をする時代に変わってしまったのか。出版社が宣伝するのは「良い本作ったから読んでね」ということだと思うが、書店員が宣伝するのは「この本おもしろいから買ってね」ということだろう。意味がかなり違うように思うが、最近では同等に扱われるようだ。
 それにしても、それにしても!クラシカル文学だなんて…!!なぜ古典文学といわないのだ?

 クラシカル文学などと口にする書店員さんの本の紹介文は、内容にも驚くものがある。たとえば、谷崎潤一郎の「 痴人の愛」。「ナオミはサドに河合はマゾに…もはやギャグ」であるとか、「直情的な変態をめでる気持ちが透けて見えるよう」であるとか書いてあるのだ。こういうふうに書くと若い人は、ひとつ読んでみようかという気になるのだろうか?
 be Extra Booksで紹介されていた数多くの本のなかに、1冊として読んでみたいと思うものがなかった私は、かび臭い古典文学の中でしか生きられぬのか?
2008年7月29日 8:32 | コメント (0) | トラックバック (0)
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