日常の中の”戦時”区域

 海上自衛隊のイージス艦が漁船を真っ二つにした事件(事故とはいわずあえて事件という)で、防衛相への連絡が大幅に遅れたことに関して、政府の危機管理体制強化のため、「事件・事故の場合も防衛相や首相官邸に即座に情報が伝達されるよう規則を定める」ことにしたという。

 これまでは、ミサイル発射の兆候時など”国”の安全を脅かす事態が起きそうな場合だけしか考えていなかったということだ。漁船の一つや二つがぶっ壊れようが問題ではない、より重要なことがある…ということなのだろう。ひどい話である。誰もがひどい話だと憤慨するが、所詮”防衛”などというものはそういうものなのだろう。たぶん、どちらがより重要か、という問題なのだろう。

 それを承知で、私たちは自衛隊の存在を認めているのか?ということだ。かつて自衛隊が派遣された地域はすなわち非戦闘区域だという呆れた論理があったが、自衛隊のイージス艦が航行している区域はすなわち”戦時”区域なのだと、私たちは思い知らなければならないようだ。
2008年2月21日 9:11 | コメント (0) | トラックバック (0)
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