みんなの図書館

 私の手元にある間に、図書館で借りた本に予約が入ることは珍しい。その珍しいことがあったのが、「”手”をめぐる四百字 文学は人なり、手は人生なり」(季刊「銀花」編集部編 文化出版局)という本。今日が返却日だったので、雪がちらつくなかを急いで返しに行った。
 次に借りる「バベットの晩餐会」を閉架書庫から出してもらうのを待つ間に、聞くともなしに聞こえてきたのが予約図書に付いて問い合わせている人の声だった。どうやら予約したのは半年も前なのに未だに連絡がないと訴えているようだった。係りの人は、予約の順番が79番目ですから…とか何とか言っている。

 巷のベストセラーには関心がないので知らなかったのだが、すごいことになっているようだ。我が市の図書館のサイトには、「予約ベスト50」の一覧がある。当然、1位は「ホームレス中学生」だ。その予約件数は?と見ると、なんと1219件だ。2週間ずつ貸し出されるとすると、最後の人の手に届くのはいつになるのだろうか、気が遠くなりそうだ。気が遠くなっていたら、そういう本は市内の図書館で合計38冊も所蔵しているらしい。ちなみに、「女性の品格」は45冊。それでも1年から1年半は待つことになる。1年も1年半も経っても読みたいと思うのだろうか。

 巷のベストセラーであるというだけで、同じ本を38冊も常備しておくことが、充実した図書館といえるのだろうか…と、少々疑問に思う。こういった本はBOOK・OFFで買って読み、即、売ればいい。そのためのBOOK・OFFではないか…とも思うのだが、市民の皆さまのための図書館なのだからと図書館に求めるのだろうか。
2008年2月 6日 19:54 | コメント (0) | トラックバック (0)
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