わかる?わからない?

 若い人の部屋の本棚に「よりよい環境創造のための 環境心理調査手法入門」という本があった。本棚を眺めるのが好きで、本棚に並んだ本の背の題名をつい読んでしまう習性のある私だが、読み始めたが途中でつかえた。環境 心理調査 手法入門?環境 心理 調査手法 入門?なんだかよくわからない。環境心理 調査手法 入門、と読むらしいとわかった。しかし、環境心理というのがよくわからない。
 説明を聞いたが、イマイチ理解には至らない。建築や都市計画などに必要となってくるものらしいのだが、誰もが口にするようになるまでにはもう少し時間が必要な概念らしい。そういわれても、何となくわかったような、でも実際にはよくわからない。

 「何となくわかったような、でも実際にはよくわからない」ものは他にもある。「脳科学」がそう。コチラは、もう誰もが当たり前のように口にしているが、本当のところはいったい何なのかよくわからない。
 朝日朝刊に、文部科学省研究班による脳科学の発展に関しての調査結果(インターネットによる調査・対象は20〜69歳の男女2500人)が載っていた。脳科学の研究に歯止めが必要と答えた人は56%なのだそうだ。その実用化は望ましいが、どういう用途に使用されるかという点には不安があるということらしい。この調査結果は、やはり脳科学は「何となくわかったような、でも実際にはよくわからない」ということを示しているのではないか。脳科学者と名乗っている人がどうにも胡散臭く見えてしまうのも、「何となくわかったような、でも実際にはよくわからない」からかもしれない。
2008年1月 5日 9:52 | コメント (0) | トラックバック (0)
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