落ち込む

今日の私は落ち込んでいる。地球のコアに足が届くほど落ち込んでいる。明日からもう生きていけない…と思うほど、いや、明日とは言わず今この瞬間からもう生きていけない…と思うほど落ち込んでいる。

ああしておけば…、こうしておけば…などと考える性格ではなかった。どちらかといえばケセラセラタイプだし、思いもよらないことが起きたとしても”あら?そう…”ですませられる性格だったし、ああでもよければこうでもいいですよ…という幅というかゆとりというか、そういう中で生きてきた。だから、何事が起きようと動じることもなく、ましてや落ち込むことなど…考えられなかった。

予定していた柳宗悦邸の見学は取り止め松涛美術館だけにして、ケータイ購入に付き合うことになった。待ち合わせは渋谷である。私は東京メトロ銀座線で渋谷へ、いつもの連れは東急東横線で渋谷へ、同時刻に着く予定だった。予定通り渋谷には着いた。問題は、その後起きた。

私は渋谷で迷ったのである。思い通りの場所に出られなかったのだ。パニックに落ち入った。元に戻ろうにも元の場所がわからない。渋谷駅の周りを、迷い犬のように歩き始めてしまった。それでもまだどこかに冷静さを保っていた。ティシュを配っていたお兄さんに、道を教えて!と泣きついた。109の方へ行くにはどう行けば…?と訊ねると、「反対ですね」とあっさりと言う。正反対の方向へ来ているというのだ。
パニックが怒涛のように押し寄せてきた。反対?正反対?私が来た方向でよかった?エエッ?

ますます迷い犬である。歩けば歩くほど、どこを歩いているのかわからなくなる。反対だというわれたのだからと、反対方向へどんどん進んだ。109を目印にしようとするからわからないんだ…文化村通りを目指そう…と、まだかすかに冷静さは残っていた。気がついたら大きな交差点の前に出た。左を見た。109だ。よし!右を見た。みずほ銀行だ。よし!みずほ銀行の前が待合せ場所だった。連れは、当然もう着いているだろう。目を凝らすと、いた。人待ち顔で立っているではないか。20分も遅れた。パニックが爆発した。

信号が変わった。急ぎ足で歩き始めた私は…どんどん歩いた。はっとすると、連れが呼び止めていた、「どこへ行くんですか!」
私は、全く人を探している様子もなく、みずほ銀行の前も待ちくたびれている連れの前も、平然と素通りしたという。

私はどこへ行く気だったのだろう?
私は何のためにそこにいるつもりだったのだろう?

ショックである。
あまりのショックに…もう今日は続きが書けない…

(明日につづく)
2006年7月 6日 18:47 | コメント (0) | トラックバック (0)
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