東京駅で、東京駅にはどう行けば…?と尋ねる 

 JR東京駅は巨大だ。長い間工事中だったところが完成し、ここはどこ?という感じの駅になった。JR東京駅から東京メトロ丸の内線はすぐだ。その「すぐ」の距離で道に迷うのが私である。
 ある日、丸ノ内線の東京駅改札を出るとそこは異次元だった。だだっ広くて、人の姿はまばらで…何もないその光景は、私がよく見る「道に迷う夢」そのものであった。冷静に、冷静に…と頭の奥から指令が飛ぶ。見ると、目の前にメトロの駅員さんの姿があった。すすっと近づいて「東京駅にはどう行けばいいのですか…?」と尋ねたのである。「この向こうで反対側へ行けますから、そこをまっすぐに行けばすぐです」と親切に教えてくれた。
 私は反対側の改札を出ていたのだ。いつもと違う車両に乗り、階段ではなくエレベーターで改札階に上がり、そのままいつも通りの側の改札をぼぉ〜としたまま出たらしい。
 人は体内時計を持つという。たぶん普通の人は、一般的に体内磁石も持っているのだろう。そういう人は道に迷ったりしないのだろう。体内磁石が働いて、地図も読めれば案内板の矢印も理解できるのだろう。そうだ、そうに違いない…そうでなきゃ、どうして「東京駅で、東京駅にはどう行けば…?」なんて尋ねる…?きっとそうだ。
2017年7月 3日 8:24 | コメント (2)
この記事へのコメント
お帰りなさい。
胎内時計ーー体内磁石
・・・素晴らしい発想です。
特許を取っておきましょう。

鳩にはあるとか言われていますが。
Posted by sirouto at 2017年7月 3日 8:55
コメントをありがとうございます。
気づくのが遅くなって申し訳ありません。
そうですね、伝書鳩ですか…。
鳩だけでなく、渡り鳥もそうでしょうか?
大海原の上空で道に迷っていたら大変ですものね。

Posted by kts at 2017年7月30日 9:08
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