殺虫剤

 今更ながらだが、殺虫剤とは人間や農作物にとって有害な害虫を殺すために使用される薬剤をいう。殺虫剤業界の最大手が「殺虫剤と呼ばないで」と言い出したらしい。殺虫剤という呼び名について調査したところ、人体に有害なイメージを持つ人が34%使うのが怖いという人が17%だったという。名称につきまとう「負」のイメージを払拭したいということで、「虫ケア用品」と改名したそうだ。しかし、虫をケアするってどういうこと?
 例えば、ゴキブリ。明らかに害虫である。卵を産み付けられたら厄介なことになるから、1匹でも見つけたら即座に殺虫剤をこれでどうだァ!というほど噴霧する。殺虫剤がない場合は、新聞紙を折りたたんでこれでどうだァ!というほど殴打する。気絶しただけでは不十分、死んでもらわなくては困るのである。殺虫剤は殺虫剤であり、ケア用品ではない。殺虫剤であるから人に向けて使用してはならないのは言うまでもないことだ。使い方には十分な注意が必要だということもまた然り。
 人はイメージで行動するわけではないと思う。明確な意図と確固たる自覚をもって行動するはずだ。しつこく言うが、殺虫剤は殺虫剤だ。「虫ケア用品」と表示したら、ソレを自分の体に噴霧しておけば虫がよってこないと勘違いする人がいないとは言い切れない。最後にもう一度、「殺虫剤は殺虫剤と呼んで」と言っておく。

2018年1月26日 10:28 | コメント (0)