思考力

 年が明け成人の日も過ぎると、次は1月の風物詩ともいえそうな大学入試センター試験である。地理Bではムーミンに関する出題(フィンランド・ノルウェー・スウェーデンの3か国の共通性と違いを問う問題)があったということで話題になっているらしい。朝日新聞では、間違えたとみられる受験生のツイッターのつぶやきが相次いでいるという趣旨の記事だった。一方、読売新聞ではネット上で「ムーミンを知らないと解けない」などの声が寄せられたとある点は朝日新聞と同じであるが、大手予備校によると、バイキングがノルウェーに関連していることと、例示されたスウェーデン語とノルウェー語の類似性を理解していれば、解くことができる(ムーミンを知らないことを前提として出題したとみられ、正解を見つけることは可能だ)という話を載せている。
 新聞に載っていた「地理B 第5問・問 4」を見たが、予備校の担当者の発言通りであった。ヒントは上に挙げてあったスウェーデンのアニメーションスウェーデン語にある。キーワードは、バイキングスウェーデン語だ。ヒントからキーワードを見つけ、あとは推理すればいいだけである。
 たぶん…、コレは「文章を読んで自分の考えを記述するのではなく、図やグラフから必要な情報を読み取り、一定の条件のもと、表現する力を求める」(知識の暗記ではなく、頭を使えということ)問題の一環として出題されたのだろうと推測するが、「地理B 第5問・問 4」に限って言えばパズル的思考力があれば解ける。
 パズル的思考力というのは、予め結果(答え)がわかっているものを推理していく思考力である。人間にとって必要とされるのは、新しいモノを生み出す思考力ではないか…と私には思える。先に挙げた「文章を読んで自分の考えを記述するのではなく…中略…一定の条件のもと、表現する力が求める」とは、新しいモノを生み出す思考力をいっているのではないのか…と思うのだが、どうなのだろう?

2018年1月14日 9:20 | コメント (0)