行く末

 「クローバ ウェーブ」「グーグル ホーム」「アマゾン エコー」…、これらはAIを使ったスマートスピーカーといわれるものである(らしい)。簡単に言えば音声でネット検索ができるということ(らしい)。それだけならスマホでもできるが、スマートスピーカーは表示画面を必要としない(らしい)。
 朝日新聞オピニオン欄の「ネット点描」に予定までAI頼みに?という署名入り記事があった。筆者は、「グーグル ホーム・ミニ」を買って使ってみたそうだ。その感想?が、予定までAI頼みに?である。表示画面を見る必要がなく、会話でコトが済むとヒトは言われたとおりに行動するようになる(らしい)。簡単な検索で多くの情報を得られるということがさらに進むと、膨大な情報を集めAIで分析し提案することまで可能になるという。要は使いようだと思うが、ネット業界の巨大企業が使うと自社の利益に繋がるようヒト誘導することも可能になるということ(らしい)。
 Nudge理論もなんだかなぁ〜と思うところが多いが、スマートスピーカーには得体のしれない恐怖を感じる。吹き込むという言葉があるが、相手にこうして欲しいなぁと思うことがある時などに、予めソレに関することを相手に吹き込んでおくとソレが実現するということがある。スマートスピーカーにはそれに似た効果がありそうだ。つまり、要は使いよう…ということか?

 「朝日新書」11月の新刊の広告に、「おそろしいビッグデータ」(山本龍彦著)が載っていた。副題は「超類型化AI社会のリスク」である。うむ、うむ、うむ、うむ、うむ…で、言葉が見つからない。ビッグデータという巨大なクモの巣に絡め捕られたイメージである。読んでみる…?

2017年11月28日 9:54 | コメント (0)

一挙両得

 12月19日から上野動物園ではパンダ親子の公開が始まる。シャンシャンのお披露目であり、公園デビューでもある。公開時間が限られる来年1月末までの間は、抽選方式による観覧とするという。パンダ親子の健康と安全を守ることと、シャンシャンに早く会いたいという来場者に応えるために考え出した策のようだ。
 一見、良いことづくめの一挙両得策のように思えるが、どうなのだろう…。動物園ではいつ誰が行ってもゆっくり動物を見ることができるのが理想である。抽選による観覧は理想からは程遠い。抽選で当たりいち早くシャンシャンに会えた人は、写真を撮りまくりInstagramにアップして優越感に浸る…?誰もがゆっくりと安全にシャンシャンに会える日が来るまで、非公開でもいいではないか…と思う。
 先日、井の頭自然文化園(動物園)へ出かけた。山羊や豚、鶏、アライグマ、ヤマアラシ、カピバラなどの飼育員によるエサやりを見て楽しい時間を過ごした。飼育員さんの気配を感じただけで、ドア越しに催促する山羊や豚、風に乗ってエサの臭いが鼻先に届くとやおら起き出すヤマアラシ、サツマイモやニンジン、リンゴをもしゃもしゃ食べるカピバラ…。アジアゾウのはな子の飼育日誌も展示されていた。
 「立ち止まらないで下さい」と追い立てられながらシャンシャンをチラッと見ても仕方がないではないか…、その昔パンダを見た私は、今振返ってそう思う。

2017年11月26日 7:51 | コメント (2)

nudge

 経済学は学んだこともないし、関心もなくよくわからない。最近はただの経済学などというものは存在せず、〇〇経済学というものがいろいろと存在するようだ。これで、ますますわからなくなる。
 今年ノーベル経済学賞を受賞したシカゴ大学の教授が提唱したのが行動経済学。心理学を取り入れて、より良い行動を促し、市場やお金を動かす…ということらしいが、私にはよくわからない。
 環境省は、この理論を応用して温暖化対策の実証事業を始めるという。新聞記事ではnudgeを「そっと後押しする」と訳しているが、辞書によれば「〔注意を引くために・合図するために肘で人〕を軽く突く(押す)という意味のようだ。微妙にニュアンスが違うような気がするのは気のせいか…。すでに電気の使用量のお知らせには前年度との比較がある(コレはいつも参考にしている)。環境省の実証事業では家族構成や住居などがよく似た世帯の平均データと比較するらしい(なんだかイヤぁ〜な感じ)。
 昨日はBlack Fridayとやらで、どこもかしこもすごいことになったらしい。これもnudgeではないか…。より良い行動を促したかどうかは別として、心理学を取り入れて市場やお金を大いに動かすことには成功したようだ。催眠商法は悪質商法とされるが、nudgeも使いようによっては良いことばかりではないような気がしないでもない。

2017年11月25日 9:47 | コメント (0)

多元的>論理的

 自民党の女性議員(75歳)は、「子供を4人以上産んだ女性を厚生労働省で表彰することを検討してはどうか」と党役員連絡会で発言したらしい。会議終了後の新聞社の取材に対しては、「女性活躍社会で仕事をしている人が評価されるようになって、逆に主婦が評価されていないという声もあるので…」と述べたらしい。「申請制にして希望者を表彰する」という案らしい。私を表彰してくださいと申請する人などいるのだろうか?専業主婦でなければ子どもを4人以上は産めないというのだろうか?自営業で仕事をしながら、4人以上の子供を産み育てている人はいないというのか?何を基準にして4人以上というのか?
 これは、一元的モノの見方・思考・発言の典型的な例である。そもそも論理的思考の結果の発言とさえ言えない。今の時代、これからの時代を生きようとするなら、論理的であるだけでは不十分だ。高齢者と線引きされた世代の人は、多元的思考を身につけなければ取り残される。
 近くにオープンしたイオンスタイルはG・Gに特化されている。イベントスペースで毎朝ラジオ体操をして、イートインコーナーで朝食をとり、暮らしのパートナーで困りごとを相談(電球取替を手伝って、など)し、サルーステーションで健康チエックをし、漢方薬コーナーで相談し、ぬれない足湯コーナーでひと休みして、認知症サポーターの手を借りてお買物をして即日便で配送してもらう…そうだ。コレでめでたく1日が過ぎる。自発的に多元的思考を身につけず取り残されてしまうと、毎日こういった場所で過ごすしかないのか…。
 この先どういう生き方をするのか…、人に準備してもらうのではないと思う。私は自分で考え、自分で決めたい…と思う。そのためには多元的思考が欠かせない。そう思い至ったのはつい先日のことであった。

2017年11月22日 15:31 | コメント (0)

3日/1週間

 確か…1週間は7日のはずだった。ところが…いつの頃からか、3日になってしまった(と感じる)。1日を短く感じるわけではないのに、1週間はあっという間に過ぎ去っている。何故だろうと、夜ごと考える。
 確かに…何をするにも時間がかかるようになったということはある。朝、目覚まし時計がなってから身支度を終えるまでにさえ時間がかかるようになった。以前は10〜15分もあればできていたのに、30分近くかかるようになった。でも、入浴にかかる時間に変わりはない。どういうわけだろうと、不思議に思う。
 いつの間にか日が落ちていて慌ててカーテンを閉めることもある。こういう場合、わたしの時間感覚はどうなっているのだろう。平均寿命は急速に延びた。90歳、100歳と生きていけるのは、時間感覚が変化するからかもしれない…。近頃、そう思うようになった。

2017年11月20日 8:29 | コメント (0)

はかりかねる

 『読み終わった新聞を、捨てるだけではもったいないと思いませんか。新聞紙でごみ箱をつくる方法を動画で紹介します』。こんな記事が朝日新聞デジタルにあった。揚げ足をとりたいわけではないが、私は読み終わった新聞を捨ててはいない。資源回収に出している。つまり、何らかのリサイクルがされているということである。
 作り方を動画で説明していたので試しに作ってみた。ケチをつけたいわけではないが、上の周囲は片側はきれいに折り込まれているが、もう一方は折っただけでひらひらしている(内側に折り込むことは可能だが、やりにくいからか動画ではしていない)。底の裏側は、半分だけに厚みの出る折り方である。最近の新聞は紙とはいってもただの紙ではないから、読み終えた後の新聞では角がきれいに折れない。仕上がりに安定感がないし美的でもないのだ。私は、こんなものを身の周りに置きたいとは思わない。
 一時的にゴミがたくさん出る作業をするときとか、子供が工作をするときなどにはよいかもしれない。『これからの時期、ミカン好きな人には、むいた皮を入れるのにもぴったり』とも書いてあったが、こたつの上にミカンを盛ったかごと新聞紙ゴミ箱を置いて一家だんらんを…と? 活字を目にすると読まずにはいられない活字中毒者にとってはこれは毒である。きっとゴミ箱をひっくり返してでも活字を読もうとするに違いない。

2017年11月 3日 7:58 | コメント (0)