ズズズ

 『日清食品は23日、ラーメンやそばなど麺類をすする音を隠せるフォーク「音彦(おとひこ)」をクラウドファンディングで予約・発売すると発表した』という記事を読んだ。まず、何それ?と思った。『すする音を検知すると、「iPhone」などiOSに対応したスマホなどからすする音を隠す効果音が流れる』というものだという。それで?と思った。『予約が5000人に達した場合のみ発売する。価格は1万4800円(税込)』と知り、どんな人が買うの?と思った。
 『麺類を大きな音を出してすすって食べる日本文化は、訪日外国人観光客になじみが薄く、「ヌードルハラスメント」とも呼ばれる』という。麺類をズズズとすすって食べるのは日本文化であるという認識はあるようだ。だが、訪日外国人観光客に対してはヌードルハラスメントになると言っている。
 郷に入っては郷に従えということわざもあるではないか。自らそれをヌードルハラスメントというのは、その日本文化を否定しているのと同じではないか。日本人でも外国へ行けばその国の文化を尊重するではないか。それがマナーではないか。
 「音彦」を、お遊び・おもちゃと捉えるならそれはそれでいいと思う。変に理屈を込める必要はない。箸で食す麺類はある程度すすらなければ食べられなし、すすることによるおいしさというものもある。うどんのつゆもラーメンのつゆも、れんげがついていたとしてもれんげからすすって飲む。洋食のスープのようにスプーンで口に運び入れてから飲んでもおいしくない。どこの国の料理であれ、料理に合った食べ方をするのが文化ではないか。

2017年10月25日 9:35 | コメント (0)