それぞれの老後

 何かと忙しかった日々もやっと終わり、あと1時間ほどでオットは成田から飛び立つ。そして、2年の予定の海外赴任が始まる。
 65歳以上を高齢者と呼ぶなら我々も高齢者である。その生活は老後の生活と位置づけられる。何をするにも一緒、四六時中顔を合わせている高齢者夫婦もいれば、老後の夢はふたりで海外旅行…と世界中を走り回っている高齢者夫婦もいるだろう。あるいは、ひなが一日することもなく、テレビを見ながら喧嘩を繰り返している高齢者夫婦もいるかもしれない。人それぞれ、それぞれの老後である。
 我々は…といえば、かなりの変わり者なのかもしれない。今回は、家族が同行することも可能ではあったが、私は同行できない状況でもあり、また、窮屈な海外の日本人社会に恐れをなした(コレは内緒)こともあり、日本に残ることにした。この年齢でそんな生活に不安はないのかといわれれば、不安がないわけではない。しかし、すべては何とかなる、言い換えれば、なるようにしかならないと思っている。結婚して以来かなりの年月が経過したが、オットは国内単身赴任や、数か月から1年くらいの海外赴任の繰り返しであった。別々の土地で暮らす、そういう距離感が性に合っているのかもしれないと思う。
 単身であっても、生活の拠点を移すというのは準備が大変である。10〜15sのダンボール箱を9個も送った。家族同伴で赴任するとなればその何倍も大変である。若い人であれば気力も体力もあるだろう。しかし、しかし、高齢者はその両方ともがおぼつかない。明日からしばらくはどぉ〜っと疲れが出そうである。

2017年9月 5日 10:15 | コメント (0)