中古本と古本 

 伊坂幸太郎の作品は中古本をBOOKOFFで買った。「ジャイロスコープ」に始まり、「重力ピエロ」「魔王」…、…、…と次々と読破した。買いあさった文庫本は全部で12冊だ。こんな買い方ができるのも、作品の価値など問題にしないBOOKOFFだからである。言ってみれば使いまわしだ。本を読む楽しみ方には、このような買いあさって次々と読破というのもある。
 古本は、とことん作品の価値を追及する。そうはいっても、必ずしも高価なものばかりではない。串田孫一さんの本が欲しくなったが、もう手に入れることは難しいだろうと思いつつネットで検索してみた。ある古本屋に、「串田孫一随想集 全6巻 完結記念サイン入りセット」があった。値段は半額になっていた。刊行は昭和52年(40年前?)である。数日迷ったうえ、…買ってしまった。外観には当然のことながら経年劣化があるが、中はきれいなままだ。愛おしみながらちびりちびりと読むのは、もうひとつの本を読む楽しみ方である。夜のしじまに40年の歳月などとけてしまい、私は作品の世界に浸る。
 
☆訂正と追加
 伊坂幸太郎著「ジャイロスコープ」についてはココに書いていた。その後、何かのきっかけで過去の作品を知り読んでみたら面白かったので、BOOKOFFで12冊となった。(ちょっと、作文しちゃった…。)
2017年7月 4日 10:12 | コメント (0)