未来への未練

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「五勺の酒」(中野重治著 講談社文芸文庫 1992年8月第1刷発行)を読んでいると、『…返せぬ過去への未練でない。将来への、未来への未練だ』という言葉に出会った。

『行住坐臥、霧のようにのぼってくる未練にむせむせ、未練をかんじだした年齢から、これからの年齢を円筒のようにのぞきこんで感じる精神のよろめきだ』と続く。

本『未来への未練』、『これからの年齢を円筒のようにのぞきこんで』…このような表現に私は眩暈がします。

2016年6月11日 9:43 | コメント (0)