今月の本

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筑摩書房「ちくま」No.536 2015.12より。

1冊目は、『橘玲・著 「読まなくてもいい本」の読書案内ー知の最前線を5日間で探求する』です。著者自身の「読書のコストパフォーマンスを追及するために」という文が掲載されています。
哲学は脳科学や進化論で、心理学はゲーム理論で、政治学もゲーム理論で。ゲーム理論を最初に取り入れた経済学は崩壊寸前?「知のパラダイム転換」。どれもこれも私にはチンプンカンプンです。要は、『古いパラダイムで書かれた「名著」を一所懸命に読んでも投入したコストに見合う成果は得られない。人生は有限で1日は24時しかないのだから、費用対効果を考えて、「読まなくてもいい本」を読書リストからさくさく削ることからはじめるべき』…ということのようです。
2冊目は、『古沢和宏・著 「痕跡本の世界ー古本に残された不思議な何か』(ちくま文庫)です。こちらもまた、著者自身の「痕跡本『アンデルセン童話集』の驚くべきその後」という文が掲載されています。本は一旦誰かの蔵書になると、必ず何らかの痕跡を残します。そして…ただの物体ではなくなり命?を得ます。私は、そんな気がします。

本1冊目は私の「読みたい本リスト」には入れませんが、2冊目は入れておきたいと思います。

2015年11月30日 9:40 | コメント (0)

変心

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変心とは…考えが変わること、ですね。よくあることです。

東京新聞の報道によれば、『2020年東京五輪・パラリンピックに向け、政府が27日に閣議決定した基本方針は、大会の準備や運営の目標だけでなく「誰もが快適に移動できる街づくり」を掲げ、広く市民生活に関わる目標も明記した』そうです。また、『方針は、大会への「国民総参加」を打ち出し、「夢と希望を分かち合う大会」と位置付けた』そうです。
コンパクトなオリンピックを東京でするのだと思っていましたが、すっかり変心しちゃった…という印象です。

スポーツオリンピックでも「国民総参加」。私のような根っからのはみ出し者はもう生きていけません…。

2015年11月28日 9:45 | コメント (0)

時事小言

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朝日新聞文化面・文芸批評に、月に一度掲載されるコラムです。筆者は、国際政治学者・藤原帰一さんです。

11/24の「時事小言」のタイトルは、「ISのテロ攻撃 空爆では解決できない」でした。社説よりはずっと難しい文章ですが、その分内容は濃いのでがんばって読みます。
2001年から続いているテロと空爆の応酬に、当初は軍事介入に慎重だったアメリカもフランスも世界各国も、ここへ来て一気にシリア空爆を繰り返しているといいます。筆者は「空爆には誤爆が避けられない」と言っています。今朝の新聞では、シリア国境付近でトルコがロシア軍機を撃墜したと伝えています。ロシアは領空侵犯を否定しています。こうして「テロとの戦い」は拡大していきます。
筆者は、「空爆すれば相手を倒せるというのは希望的観測に過ぎない」と書いています。

いすアベさんには、じっくりと考えてもらいたいです。「ソレ行け!ソレ行け!」だけはやめて下さいと言いたいです。

2015年11月26日 15:23 | コメント (0)

フジモトマサルさん

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今朝の新聞で訃報をみて…

フジモトマサルさんのイラストが大好きです。はじめて知ったのは、筑摩書房の月間PR誌「ちくま」の表紙でした。2004〜2005年頃のものですが処分せずに残してあります。後に「という、はなし」という単行本になりました。今も、カレンダーになっていた絵葉書を空き箱に貼って作った状差しが目の前にあります。

ハートたち(複数ハート)…残念です、…残念です。「フジモトマサルの仕事」をみれば、フジモトマサルさんに会えます。でも、これでおしまい…と思うと、とても寂しいです。

2015年11月25日 7:07 | コメント (0)

ひとこと

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ひとこと声かけ…についてのハナシです。

宅配便が届いたのは夜8時をすぎていました。クロネコヤマトの顔なじみのお兄さんでした。受取って、ごくろうさま〜とドアを閉めようとしたとき、ドア越しに「ちゃんと鍵かけてくださいね〜」という声が階段を駆け上がる足音とともに聞こえてきました。私もドア越しに「はいっ!」と言いつつ、いつもよりは大きな音をたてて鍵をかけチェーンをかけました。

夜私は明らかに高齢者に見えたことでしょうし、高齢者にはひとこと声をかけるよういわれているのでしょうか?受け取った荷物に気をとられ鍵をかけ忘れては大変です。とくに、届くのを待ち焦がれていたような場合は、ね。ふだんはヘソマガリな私も素直にききました。

2015年11月23日 10:59 | コメント (0)

12時間の特訓

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「12時間でオーケストラ 挑むシニア」「楽器未経験者18人、3日間特訓で本番」---朝日新聞より

「エル・システマ」という音楽を通じて青少年を育てるプログラムの新しい試みだそうです。50歳以上のシニアが本物のオーケストラと交響曲を合奏したそうです。指導するのは、東京音大の院生ら。楽器と指導は無償。参加費は無料。夢のような話です。「高齢化社会が進む日本では、シニア層にこそエル・システマを活用すべきだ」と、エル・システマ設立に携わった神戸市在住の作曲家が提案して実現したといいます。

るんるん「誰でも弾けますピアノ」は習っても自己満足にしかならないし、管楽器は酸欠になるし…。この企画は魅力的で楽しそうで、機会を得た18人の方々がとてもうらやましいです。

2015年11月20日 17:27 | コメント (0)

魔女

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昔は、「古いヨーロッパの俗信で、超自然的な力で人畜に害を及ぼすとされた人間、または妖術を行使する者のこと」今は、「ハロウィーンの仮装」…?

先日の夕方、スーパーでのこと。見るからにヤンキーな親子が2組、場違いな大声で買い物をしていました。2〜3m離れていても聞こえるほどでしたが、それはまぁそれだけのことです。しかし、すれ違うとき、少し声を落として「魔女が来た!魔女が来た!」というのが聞こえました。ハロウィーンは終わったし、何を言っているのだろうと不審に思い、後ろを振り返ってみましたがそれらしきものはなにもありませんでした。すれ違いざまにふと見ると、子どもはヤンキーママにしがみつき、その影から私をチラチラ見ていました。
どうやら魔女というのは私のことだったようです。その子どもは怖がっている演技をしていました。

ちっ(怒った顔)いまどき白髪染めをしていない人は魔女ですか?人を指差すのも失礼な行為ですが、たとえ遊びであっても、人を魔女と呼ぶのも失礼な行為です。

2015年11月19日 10:00 | コメント (0)

追悼

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「音楽で、少しでも亡くなった人たちの家族の悲しみをいやしたいんだ」音楽家の男性、バイオリンを手に。
「祈りを捧げに来たけれど長居はしない。危険だと感じるから」弁護士の女性。
「悲劇的な事件だけれど、私たちは普通にふるまうべきだ。パリが日常を失えばテロリストの思うつぼだ」パンを買いに来た男性。
「もしかしたら私たちは明日死ぬかもしれない。だから今をしっかり生きなければいけないと感じた。そのためには家出じっとしているより、事件現場を訪れたいと思った」公務員の男性、4人の息子を連れて市内のすべての事件現場にバラを手向けて回っている。
「ショックを受けている。店の前は遺族のための場所だから、いまは少し離れたところから祈りを捧げたい」大学院生の女性。………朝日新聞記事より

夜思いは同じでも考え方は人それぞれ。行動もまたさまざま。私が一番共感したのは、「遺族のための場所」という大学院生の女性の言葉。

2015年11月16日 8:53 | コメント (0)

新しい形

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狙われたフランス 厳戒下 テロ再び---朝日新聞の見出しより

新聞には「テロ」という文字があふれています。政治的に影響力のある人を集中的に狙ったものであればテロと言えますが、多数の一般人を無差別に狙うのは戦争だと思います。現代版の戦争…
強力な武器(しかも誰でもがその気になれば手に入れられる)によって少人数で多数を相手にすることも可能…「テロの犯人」8人に対し127人が死亡250人以上が負傷といわれています。襲撃した方の損失は8人…となれば非常に効率的な戦い方といえます。

雷「日本はテロ未然防止に向けてフランスはじめ国際社会と緊密に連携し取り組んでいく」とアベさんは言ったそうですが、テロという言葉を(新しい形の)戦争に置き換えると、”まともなことを言っている”ように聞こえます。でも、アベさんは、一方ではゴリ押しで日本を戦争をする国にしてしまいました。言葉を都合よく使って矛盾を隠すのはトリックです。

2015年11月15日 7:38 | コメント (0)

三井さん

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三井記念美術館と日本橋三井タワーのハナシです。

三井記念美術館が三井本館に移転したのは今から10年ほど前のこと。私は2〜3回行ったことがあります。
先日、フォルテピアノとナチュラルホルンの演奏を聴きに三井タワーへ行きました。会場は1階のアトリウムです。「ビル4階まで伸びる高さ約26mのアトリウムは光あふれる巨大空間になっており、荘厳な雰囲気を感じられます」「ヒストリカルウォールと大理石に囲まれた贅沢なアトリウム空間です」というアトリウムです。
フォルテピアノは調律しているときにマイクを通さない音色を聴くことができましたし、年代もののナチュラルホルンはおもしろい楽器で楽しめました。

いす三井本館と三井タワーがつながっているとは知らず、コンサート会場の右手に三井記念美術館への入口があってびっくりしました。雰囲気が全く変わっていて私の頭のなかでは、位置関係がなかなか一致しませんでした。
「三井本館の外観の連続性を表現しています」というヒストリカルウォールは、ちょっと無理やり感があるような気がしました。

2015年11月13日 9:05 | コメント (0)

バブワード

ペンよく聞くが定義や概念があいまいで、みんなで話すとそれぞれが微妙に異なるイメージを抱くような言葉のこと。(朝日新聞の論説委員の言葉より)

一部の巷では「バブる」とか「バブな」というかたちで使われているらしいですが、私は全く知りませんでした。どうやらバブル(bubble)が変化した言葉のようです。「バブな言葉」が一気に「バブワード」となったのでしょうか?先の論説委員は、例として「ビッグデータ」や「ユビキタス」を挙げています。
カタカナ語に限らず自国語でも、必ずしもみんなが同じ定義や概念を理解して話したり聞いたりはしていないように私は感じます。だからこそ国語辞典なるものが必要とされます。でも、いちいち辞典で確認しながら言葉を使う人はマレですね。

いすマンションの管理組合の役員は、義務としてやらなければなりません。仕方がないのでやりますが、さまざまな議論の中で一番問題になるのはこの「必ずしもみんなが同じ定義や概念を理解して話したり聞いたりはしていない」という点です。そのせいで議論は長引きます。疲れます。イヤになります。任期は2年なのだからもうどうでもいいやという気持ちと、何のために私は今ここにいるのだ?という気持ちの板ばさみでストレスがたまります。困ります。

2015年11月 9日 7:21 | コメント (0)

読書のすすめ

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岩波書店編集部編の非売品冊子です。

文庫本の整理をしました。もう一度読みたいかな〜と思う本を選び出し、それ以外はまた背表紙が見えないよう倒して小さな本棚の小さな棚に詰め込みなおしました。その時に取り出したのが「読書のすすめ」2冊(第2集と第4集)です。
あとがきを読みますと若い読者向けにと編まれたようですが、年齢には関係なく読み応えのある小冊子です。
最近では書店で見かけることがなく、忘れていました。最新の第5集を送ってもらえるよう、岩波書店販売部「文庫・小冊子」係宛に申し込みました。

本「(何かを学ぶためでも、単なる時間つぶしでもない、読書の)喜びを知った人は、知らない人よりも、人生において、少しだけ幸福だ」(第4集、坪内祐三さんの言葉より)そうですね、ほんとうに…、少しだけ、ね。

2015年11月 8日 8:49 | コメント (0)

要請

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日本パラリンピック委員会会長は、パラリンピックが開かれる2020年8月25日から9月6日まで、全国の小中学校を休みにするよう要請しました。(11/6のNHKニュースより)

会長は、「パラリンピックに対する意識を高めるうえでも非常に効果的で、大会運営上、交通の混雑も解消できる」と言っているそうです。そうでしょうか?
「パラリンピックに対する意識を高める」には、全国の小中学生を観戦に招待するほうが何倍も効果的です。
「大会運営上、交通の混雑も解消できる」とおっしゃいますが、東京で開催すれば交通網が混乱することはわかっていたことです。多くの小中学生は徒歩(一部の地域では自転車)通学でしょうから、交通の混乱には関係はありません。
オリンピック・パラリンピック担当大臣は、「実際に何ができるのか、考えてみたい。文部科学省にも話をつないでみたい」と言ったそうです。それで…?

サッカー日本パラリンピック委員会会長は、「スポーツに熱心な企業経営者」としてパラリンピックの啓発にとり組んでいるそうですが、小中学生を家に閉じ込めておくようなことが啓発にどうつながるのでしょう?
こういうものこういうものを啓発というのではないでしょうか?


2015年11月 7日 16:22 | コメント (0)

どろーん

ペン平仮名で書くとおばけでも出るのか?という感じですが、「drone」(無人航空機)のドローンのハナシです。

政府は、「ドローン」を使った宅配サービスを3年以内に実現させると意気込んでいます。あんな物でどうやって大量の荷物を運べるのか?と思いました。実際は、おもちゃのようなドローンだけでなく飛行機並みのものもあるらしいですね。それなら運べます。
私は、大地に足が着いていないものは基本的に信用できません。何かあれば落ちます。落ちたら下に居た者は迷惑します。


飛行機コラム「空飛ぶ無人機がもたらす未来 〜ドローン〜」の最後の部分におもしろいことが書いてあります。私は「ドローン宅配」という言葉を初めて聞いた時、ドローンが荷物を玄関先へポトンと落としていく様子をイメージして、まさかそこまでは…と思いました。
ところが、「千葉市は、政府の国家戦略特区の募集に対し、ドローンによる宅配サービスの実証実験(幕張新都心で)などの提案をした」といいます。また、「千葉市によると、配達方法など、詳細は未定だというが、各世帯のベランダに直接届けたり、各フロアごとに宅配ボックスのようなものを設けるなど、宅配業者と住民のどちらも、上り下りをしないで済む方法を考えている」ということです。
本気で『玄関先へポトン』を考えていたのですね。あぁ、驚いた!

2015年11月 6日 9:56 | コメント (0)

「自愛」「恐縮」

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あなたはどのように使いますか?

自愛は、文字通り「自分を大切にすること。自分の健康状態に気をつけること」の意。手紙などの末尾で相手の健康を気遣う結びの言葉ですね。
恐縮は、どなたもご存知のように「相手に迷惑をかけたり、相手の厚意を受けたりして申し訳なく思うこと。おそれいること」の意。「すみません」の代わりによく使われますね。

むかっ(怒り)「ご自愛ください」と声に出していう人が多くなりました。気になります。ビジネスでは「すみません」ではなく「恐縮です」と言えと近頃の若い人は教わるようですが、気になります。謝るべき時にはきちんと「申し訳ございません」と言ってもらいたいです。話すときは型ではなく心です。

2015年11月 3日 8:44 | コメント (0)

安藤宏基さん

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コマーシャルの試写を見ても「カップヌードルのCM、私は笑えない」と言う日清食品の社長です。
「年寄りは何も発言してはいけないのです。黙るしかない。何か文句を言ったら、角が取れたものになってしまい、本当に訴求したい若者に刺さらなくなってしまう。」(日経ビジネスオンライン・提言!俺の100年ヒット論11月2日号の記事より)


カップヌードルの発売は1971年。その頃は食べませんでしたが、よく覚えています。新製品を次々と発売し続けるためには「高速で開発サイクルを回す体制が必要」なのだそうです。なるほど…。これはたぶん、経済だけのハナシではなさそうです。

パスワードマンションの管理組合も自治会も、そして政府も…何にでも当てはまりそうです。

2015年11月 2日 11:06 | コメント (0)

足取り重く

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今月は、全国的に天気が周期変化して秋から冬へと移り変わるものの、その足取りは重たくなりそうです。(ウェザーニュースより)

今日から11月、昨日は問題の10月31日。予報によれば、冬は足取り重くやってくるようです。反対に足取り軽くやって来たのは、ハロウィーンの仮装した輩。東京の男子大学生(21)は「渋谷で仮装した人たちに声を掛けて、一緒に写真を撮って思い出を共有できるのが楽しい」と、取材の記者に話したそうです。私には理解しかねます。方や大阪では、道頓堀川へのダイブが続出したといいます。飛び込む理由を聞かれた男性は「ノリですね。気持ちいいです!」と興奮混じりにコメントしたそうです。やはり私には理解しかねます。

爆弾本音を言えばアホか…と思いますし、こんな人たちがこんなに多く存在し、「今日はハロウィーン!」というだけで、一気に集まりためらいもなく同じ行動をとるというのは、恐ろしいです。こういう動きを利用しようと思えば、誰にでも、いくらでもできるのですから…。

2015年11月 1日 8:30 | コメント (0)