書見台

ペン
読書用の台。本を読みやすいように甲板(こういた)を傾斜させてあり、高さの調節もできる。

図書館情報学用語辞典では、「資料が読みやすくなるように資料を机に対して一定の角度に保持できるようにした台で,持ち運びができるもの。現在の図書館では一般の図書に対してはほとんど用いられていないが,貴重書の利用の際に貴重書が傷まないように書見台を利用させる図書館が少数ではあるが存在する。」と解説されているそうです。
書見台が欲しくなるのが、「日本語大辞典」講談社[カラー版]梅棹忠夫・金田一春彦・阪倉篤義・日野原重明監修 1989年発行 です。我が家にあるのはその第10刷1991年発行のものです。7,300円でした。本棚に納めておくと重すぎて取り出せません。手首が折れるのでは…というほどの重さです。ところが、これは言葉の百科事典みたいなものでけっこうおもしろいのです。
例えば、「つくばい」を引くと(蹲)「うずくまること。つくばうこと。茶室の庭先にある石の手水鉢」とあり、京都・龍安寺の「知足の蹲い」の写真が載っています。その次の項目は「つくばう」です。(蹲う)「しゃがむ。うずくまる」とあります。『這い蹲う』という表現は今でも使いますが、「蹲う」はあまり使わなくなったようだと気づきます。そして、石の手水鉢といえば…と記憶が遡ります。子どもの頃に住んでいた家のお座敷に面した庭の片隅には石の手水鉢がありました。縁側で「蹲う」とちょうど使い良い高さです。ここで、そういえば…と、「つくばい」に記憶がつながります。

本というわけで、書見台が欲しいです。でも、置く場所が…。

2015年10月15日 8:55 | コメント (0)