ひっかかる言葉

 いい意味でひっかかる言葉というものがある。例えば、1冊の本。文学の門」(荒川洋治著 みすず書房 2009年)
その82p.にある言葉。『十分であるということは、それで終わりだということなのだ。』

 人は普通、十分であることを目指し、また人は、十分であることを求める。しかし、『十分であるということは、それで終わりだということなのだ』とすると、人がしていることとは「何」なんのだろうか?…というふうにひっかかる言葉なのである。
2013年10月16日 14:27 | コメント (0)

佐々木さんちのおばあちゃん

 朝日新聞は、朝日新聞の1ページまるごとを使って広告を出す。たいていは「朝日新聞デジタル」の広告だ。今申込みをするとこの先ずっとプラス500円でよい、というものだ。…もう見飽きた、と思っていたところに新しい広告が出た。佐々木さんちのおばあちゃんだ。

 佐々木さんちのおばあちゃんは一人暮らし、でも、いつも忙しそう、おばあちゃんは新聞をスクラップしていた…というわけだ。
佐々木さんちのおばあちゃん「気になる記事を切り抜いてまとめるようにしているの。」
佐々木さんちのおばあちゃん「この数年続けているのよ。」
佐々木さんちのおばあちゃん「こういう習慣をもつと毎日シャキッとするのよね。」
佐々木さんちのおばあちゃん「シャキッと生きてると、年をとってるヒマがなくなるのよ。」

 そのスクラップというのは、お惣菜のことだったり、いつか行ってみようと思う町の話だったり、だという。『1万字近い文字を毎日読んで、世界の動きに心を動かして、そこから興味あるものを切り抜いて自分の知識にしていく。それってひとつの健康法かもしれない。』…という内容の広告だった。

 「脳に効く!天声人語書き写し」ばかり宣伝しているようでは能がないのよ、朝日新聞さん。
余計なことではあるが、一人暮らしの場合は「○○さんちのおばあちゃん」とは言わないのよ、朝日新聞さん。
2013年10月14日 14:07 | コメント (0)

倍返し

 倍返しという言葉がはやっているらしい。テレビドラマは見ないので詳しいことはわからないけれど、流行っているらしい。

 NPO法人「ジェントルハートプロジェクト」が小中高校の8361人を対象にアンケートをしたそうだ。「やられた時はやり返して良い」と教わったことがあるかという問いについては、「ある」と答えた子どもはそうでない子どもに比べてイジメ被害や加害を経験しやすいという結果がでたそうだ。
 やられたらやりかえせはでは終わりがない。被害者と加害者を繰り返すだけである。

 我が子が小学生(1年生)のころ、乱暴ないじめっ子が弱いものいじめをした。その被害を受けた子は「やり返す」力がないので「絶対に乱暴なことをしない子」(我が子のこと)に乱暴した。そのとき私は何人もの男の子の母親に意見を聞いたが、全員が「やられた時はやり返して良い」と教えていると言った。私は納得がいかなかった。私は子どもには暴力はいけないと常々言い聞かせていた。子どもと子どもの間なら喧嘩というが、国と国の間ならそれを戦争というのだと教えていた。

 「ジェントルハートプロジェクト」というのは、子どもをイジメによる自殺でなくした遺族らが立ち上げたという。これでは、あまりにも悲しすぎるではないか…。
2013年10月 3日 20:14 | コメント (0)

「税抜き」と「税込み」

 「税抜き」か「税込み」か…価格表示の話である。レジで支払わなければならないのは、イヤでも税込み価格の代金だ。税込み価格の表示さえあれば事足りる。これは私の言い分。
 セブンは、「本体価格(税抜き価格)」を大きめに表示し、後ろに「総額(税込み価格)」をつける方針だという。増税後も商品自体の値上げしていない、というのがセブンの言い分。イオンはセブンと同様にするか逆に表示するかは検討中だという。いったい何を迷っている…?

 どちらを先に…などと迷うくらいなら、すべて「税抜き」表示だけにして、お買い上げ総額に消費税をかければいいではないか…。消費税というくらいだから、それは「消費する」ことにかかる税金である。商品のひとつひとつに表示する必要はないのかも。
2013年10月 2日 10:04 | コメント (0)