思い出せない

 昨年の今頃がどんな気温でどんな服を着ていたか…を思い出せない。忘れてしまったのか、そもそも記憶していないのか、きっかけをつかめば思い出すのか、過去の出来事の認識がないのか…。
 私は、書きとめておけば済むものは一切覚えない主義だ。暗記は子どもの頃から嫌いだし苦手である。だから、なにもかも書き留める。食材は週に1度届けてもらっている。冷蔵庫の中のものはメモをし、賞味期限も書き込み、一覧表にしてドアにはってある。それをもとに1週間の献立を考えメモする。それは予定であり、過ぎれば記録となる。但し1週間で破棄。日々の予定も同様だ。

 日々の生活の中で、あるいは一生のなかで覚えておかなければならないことってどれだけあるのだろうか。忘れられないことはいつまでも記憶に残るし、忘れたいことはやがては記憶から消えていく。それでいいいじゃないか、と思う。

 年毎に必要の度合いを増していく身辺整理は、「物」だけに限ったことではない。記憶も整理したいと思う。スッキリサッパリして、ほんの少しのものが残っていればいい。これが私の望み。
……ということで、昨年の今頃がどんな気温でどんな服を着ていたか…を思い出せなくてもいいじゃないかと開き直るのだ。
2013年9月22日 9:45 | コメント (0)

手抜きカレー

 市販のカレールーを使って作るカレーは、ある意味手抜きカレーである。それをさらに手抜きしようというのである。具は玉ネギと豚肉だけ。クツクツと煮込んでいる間に、付け合わせを準備する。今日はナスとブロッコリーとミニトマトだ。ナスは輪切りにし塩でもみ軽く水洗いして水気を切る。冷凍ブロッコリーは解凍しておく。ナス、ブロッコリー、ミニトマトの順に同じフライパンで焼く。
 ご飯は150gくらい、カレーを横に盛り、彩を考えながらソテーした野菜を添えるとごちそうカレーが出来上がる。生野菜サラダの小鉢も添えると、料理が嫌いで苦手な私にしてはけっこうイケテル一皿になった。めでたしめでたし、という話。
2013年9月20日 19:32 | コメント (0)

迷っていたが…

 荒川洋治著「文学のことば 」(岩波書店 2013/7/24)を読みたい。買って読むか、図書館で借りて読むか、つまらないことを迷っているのだ。本が増えるのは困る。でも、手放したくない本であれば買っておきたい。さて、どうしよう?
 荒川洋治著「文学の門」(みすず書房 2009/12/11)も読みたい。買うか、借りるか。さて、どうしよう?

 こちらのブログで「文学のことば 」の内容に関して言及されている。それを読む限りでは、「文学のことば 」は図書館で借りて読み「文学の門」を買うことにしよう。
 岩波書店よりみすず書房の本のほうが好きということも、「文学の門」を買うことにしようと決めた大きな動機となっている。みすず書房の本の装丁は何といってもスバラシイから。
2013年9月19日 10:26 | コメント (0)

秋の気配

 台風が通り過ぎて、今朝はすっかり秋の気配。大きな被害が出た地域もあるのでのんきなことはいえないが、猛暑の後の秋の気配はやはりうれしい。そう…今年は暑かったのだ。節電などかまっていられず、エアコンを常時稼動させ身を守った。冗談でも大げさでもなく、身を守ったのだ。それでも、8月の電気の使用量は432kwhだった(昨年は453kwh)。東日本大震災後は電力不足だ、節電に励めとウルサカッタ国や東電だったが、今年はこの猛暑でも電力不足は起きなかった。原発があの有様でも、だ。

 朝日新聞の記者は最低のアンペアで生活するという実験をいまだに続けているらしいが、私から見ればアホラシイ。節電ではなく発想の転換で、安全で快適な暮らしは可能だ。
 明後日はお月見。そして10日もすれば10月だ。天井の大きな照明は使わずに、夜は月明かりと小さな灯りで過ごそうか…、秋の虫の音をBGMにして。
2013年9月17日 9:55 | コメント (0)

机上の構想

 つまり…夢物語。東京開催が決まった2020年のオリンピックもその構想は、いざ現実となると7年では間に合わないものばかりのようだ。会場が分散していればまだ何とかなるものを、東京の限られた地域に限定してしまうとどっと人々が押し寄せるのはわかりきったことだ。

 たとえば「2015年度着工、2025年度開通を目指しているとする東京メトロ有楽町線豊洲駅から東西線東陽町駅を経由し半蔵門線住吉駅を結ぶ全長5.2キロの新線計画」。どうやって5年も短縮する?
「2027年に東京−名古屋間での開業を目指すリニア中央新幹線」。どうやって7年も短縮する?JR東海の社長は「工事に必要な時間を考えると事実上不可能だ」と言っているとか。そうでしょうとも。
「都営浅草線押上−泉岳寺駅間の約11キロに新線を通す都心直結線」。土地買収が不要な大深度地下方式とはいえ地下40m以上にトンネルを掘る工事が必要だという。担当者は「調査もこれからの段階で到底間に合わない」と言っているとか。

 東京都知事は「横田基地を軍民共用にすりゃいいじゃん」と言ったとかなんとか…。後のことは考えず先のことにしか目を向けず頭も働かせず…。これでは机上の構想といわざるを得ないでしょう?
2013年9月16日 15:19 | コメント (0)

批評は大事

 朝日新聞(2013年9月10日付)文化面にこんな記事があった。題して『詩人は社会とどう向き合うか』。「震災・原発事故―表現するか 距離置くか」というテーマで、藤井貞和さんと荒川洋治さんにインタビューしている。藤井貞和さんについては全く知らないが、荒川洋治さんに関してはその著書を好んで何冊も読んでいる(詩は読まないが…)。

 私が一目も二目も三目もおいている荒川洋治さんは、「東日本大震災後に大量に書かれた「震災詩」を批判するのは難しい」と言う。また、「翼賛的な空気の中で詩人たちが戦争を肯定する詩を書いてしまった苦い歴史もあり、批評は大事。」と言っている。
 荒川さんに言わせれば、『震災後の文学特需のような事態は「詩の被災」』であると。その理由として述べているのが、『時事性が消えても鑑賞に堪える作品を目指す』ということだ。

 私は、荒川洋治さんのこういう姿勢が大好きだ。詩に限らず文学はすべて「時事性が消えても鑑賞に堪える作品」でなければ、どんな賞を受賞した作品であっても読む気にならない。時事性のみで書かれた作品は、すぐにドラマ化されたり映画化されたりする。人間の根本は時事性から自由であるべきだとするなら、いろいろなことに関してどうあるべきか…が見えてくるような気がする。

 2020年の東京オリンピック招致が決まり、社会にはまたまた東日本大震災後のような空気が漂い始めた。オリンピックには関心がないし、東京で開催なんてとんでもないと思っているが、それを声に出して言うのはけっこう覚悟がいる。翼賛的な空気の中で詩人たちが戦争を肯定する詩を書いてしまった時と同じ、東日本大震災後と同じ空気が漂っているからだ。一丸とならないことによって見えてくることもあるのに…、と思う。
2013年9月15日 10:05 | コメント (0)

ぶっくおふ

 真夜中にふと目が覚めてしまうとストレスの芽が発生する。そして、眠れないままにソレは増殖する。困ったものだ。そんな時は、夜中の1時であろうが2時であろうが3時であろうが、本を読む。寝る前に読んでいた本の続きを読む。昨夜読んでいたのは、「とりつくしま」(東直子著・筑摩書房・2007年)だった。夜に読むにふさわしい本である。ぞくぞくするほどのおもしろさだ。発行されたとき少し気になる本ではあったが、わざわざ買ってまで読もうというほどではなかった。

 最近、近くにBOOK OFFができた。のぞいてみると雑多な本が棚にぎっしりと並んでいた。例によって、端から眺めて見る。ところどころで「コレは…」という本が咳払いをする。立ち止まって吟味する。
 まずは値段。発行年からに年月と見合うかどうか。次は、興味の度合い。今、読みたいか。…そして、買ったのが「とりつくしま」(文庫本)だ。定価580円のものが350円で売られていた。

 「とりつくしま」は短い話がいくつも収められている。どれも始まりは同じ。そして、どの話も最後は恐ろしいほどの余韻を残しているのも、みな同じ。それも「文庫版あとがき」を読んで納得した。『ほとんどの話を、ラストシーンの一言を思いついてから書きはじめました。』とある。また『言葉を紡ぐ』という言い方もしている。ぞくぞくするほどのおもしろさの要因はこれだったのだ。
2013年9月14日 10:00 | コメント (0)

足場とネットに囲まれて

 我がマンションでも第3回大規模修繕工事が始まった。つまり、30年目…ということだ。これから約半年、足場とネットに囲まれた生活となる。我がベランダバーデンもすっかり取り払ってしまった。プランターは不燃ごみとなり、土は回収に出した。年齢的なこともあり今後は室内の観葉植物だけにすることにしたが、やはりちょっと寂しい。
 14階建てが2棟、約350世帯のマンションである。足場を組むといってもかなり大掛かりである。騒音もなかなかのものである。作業終了の時間になると心底ほっとする。そして、静かな夜がやってくる。

 大規模な修繕工事を繰り返しているとはいえ30年は長い。見えないところでも問題が発生する。ある朝、キッチンの床が水浸しだった。何が起きたか理解できないまま、大急ぎで水をふき取った。とりあえず管理人に知らせると、階下では天井から水が漏れてきた家があった、という。どうやら水漏れの発生源は我が家らしいと言われても、もちろん心当たりはない。

 業者が来て流し台を取り外し、壁に穴を開けて調べて原因がはっきりした。壁の中の排水管で水漏れが起きていた。上下の管と各戸につながる管との繋ぎ目(我が家の方ではなくお隣の方の管)がずれてた。3.11の地震の影響?が思わぬところで露見した。(その後のお隣のリフォームも関係しているかも?)何とか補修をして水漏れは収まったが、また大きな地震が起きたらどうなることか…と、本気で心配になってきた。足場を組んでいる途中で地震が起きたら…?
2013年9月13日 10:13 | コメント (0)