青虫の好物

 我が家の小さなベランダガーデンで、我が家の若い人が小さなプランターにミックスの花の種を蒔いた。日を浴び水を吸い、さまざまな葉が育った。ある日一羽の蝶がやってきた。そして、またある日、小さな小さな青虫が一心不乱に葉を食べていた。

 我が家の若い人は、僕の大事な葉を食べやがって、この憎っくき青虫め、あっちへ行け、グローバーでも食べろ、ヤイ!と追いやろうとした。
 そんなことしたらかわいそうよ、きっと蝶のママにここでしっかり葉を食べて大きくなりなさいと言われたのよ、このあいだ、蝶のママが見に来ていたでしょう…と、私はいい加減な作り話をして若い人の行為を諌めた。

 ところが、まんざらいい加減な作り話ではなかったようだ。『アゲハ、足で味見し植物見分け 幼虫のため好物に産卵』という記事があった。『前足にある小さな毛状の器官で植物の「味」を見分け、幼虫が食べるミカン科の植物にだけ産卵する仕組みをJT生命誌研究館などの国際チームが突き止め、15日付の英オンライン科学誌に発表』したという。モンシロチョウは、『幼虫の好物のキャベツ』を味見するそうだ。

 我が家のベランダガーデンに来た蝶の種類はわからないが、やはり幼虫の好物を味見して産卵したのだろう。青虫は、5〜6種類以上もある中で同じ葉ばかり食べつくしてグングン成長している。若い人の猛攻撃にも勇敢に反撃し、今も居座っている。
2011年11月16日 9:43 | コメント (0) | トラックバック (0)