おだてる

 教育はサービス業だという知事さんがいるのも、だからといってなんでも注文をつける保護者がいるらしいこともどうかと思うし、病院で患者様と連呼するのもなんだかねぇと思う。では、銀行でお客さまと言うのはどうかというと、これは確かにお客さまだと思う。

 先日、わけあって銀行で届け出印の変更手続きをした。銀行のお客さま対応マニュアルになんと書いてあるのか知らないが、気持ちが悪いほどおだてられ持ち上げられ頭を下げられた。ロビーの案内係の女性は、ひと言ごとにポーズをとり手を揃え頭を下げるのである。もちろん「ありがとうございます」の言葉を添えて、である。
 何枚もの用紙に記入する必要があったのだが、同じことを繰り返し書くのは面倒なものだ。ついつい字が崩れてきた。それだけのことなのに、記入を終えた用紙を渡すと「達筆でいらっしゃいますね」と言う。はぁ?である。

 それやこれやで、届け出印の変更手続きをするだけに約1時間を要した。そこでひと言、窓口の女性が言ったのは、「たくさん通帳をお持ちなので少々時間がかかってしまいました」だった。用途別に、普通預金口座と定期預金口座、貯蓄預金口座、(投資信託用口座、これは余分かも)なんて、普通だと思うけれど…。
 モノは言い様とは言うけれど、時間がかかったことまで客のせいにするのはどうかと思う。単純に「お待たせしました」と時間のかかったことを詫びた方が気分がいいのに…ね。
2011年10月15日 9:51 | コメント (0) | トラックバック (0)