桜が咲けば…

 近々東京都現代美術館へ行く計画をたてたのだが、初めて行ったのは2004年、2度目は2005年だった。まだまだ東京を自在に歩けなかった頃だったので、東京都現代美術館といえば「行きにくい場所にある」というのが、私の第一印象だった。だが、今では目的地の最寄の駅を待合せ場所にしても大丈夫だ。6〜7年もたてば、方向音痴の私でも「チョチョイノチョイ」である。清澄白河駅は、JR錦糸町で半蔵門線に乗り換えればすぐ…と、すぐにわかるようになった。もっとも、「2004年発行の東京メトロ出入り口便利帳 駅周辺図入り」(もう、ぼろぼろ)はいまだに手放せないのだが。

 桜が咲けばお花見もしたい。マンションの中庭の桜もちらりほらりと咲き出した。八重洲さくら通りのソメイヨシノも見てみたい。だが、東京都ではお花見自粛令?(飲めや歌えの大騒ぎ付お花見のこと?)が出たらしい。
 「この時期に昼間だろうと花見で酒飲んでる時代じゃない。東京で花見なんかするわけには、絶対にいかない」と、都知事さんは相変わらすである。「被災者に配慮して今春の花見は自粛すべきだ」と言っているらしい。さらに、「今ごろ、花見じゃない。同胞の痛みを分かち合うことで初めて連帯感が出来てくる」とものたまっているそうだ。

 文字通り「被災者に配慮」すれば、私は食事はのどを通らなくなるし、夜もベッドでぬくぬく眠れないし、お風呂にもとてもじゃないが入れない。しかし、痛みを分かち合う気持ちがあればこそ、私は「うさこちゃんのふた粒の涙」に涙したのだ。3月29日付朝日新聞夕刊の「あるきだす言葉たち」にあった、「afterward]という松浦寿輝さんの詩に深くこうべをたれたのだ。
2011年4月 2日 15:29 | コメント (0) | トラックバック (0)