明確にすべき点は

 改正臓器移植法が施行されてひと月もたたないうちに、その法律のもと脳死臓器移植が行われたのはちょっとばかりショックだった。その会見は、あれも言えないこれも言えないで、何のために会見をしているのかわからない。

 今回の場合、家族は本人が臓器提供の意思を口頭で伝えていたということを根拠に同意したというが、それは家族の問題である(家族が何を根拠に臓器提供を承諾しようと、それはあくまでも家族の問題とするのが今回の改正臓器移植法ではなかったか?)。「どのように男性の意思を確認したか」という点に質問が集中したそうだが、その詳細については会見で追及する事柄ではないように思う。

 明らかにして欲しいのは、「脳死判定に至る手続きについて、主治医のほうから家族に臓器提供についての情報提供をしたのか、それとも家族から申し出があったのか」ということについてだ。「どの時期に、どのような状況でそれがなされたのか」ということだ。
2010年8月10日 19:38 | コメント (0) | トラックバック (0)