タコパー?

 ネットースーパーからの案内メールをみていたら、「半夏生にはタコパーを!」と書いてあった。これではなんのことやらさっぱりわからないが、「関西では、この日にたこを食するという風習がある」ので、梅雨時の元気補給にたこ焼きはいかが?という案内だった。タコパーとはタコパーティーの略だとか。

 恵方巻きも関西発祥だというが、半夏生に蛸というのも関西?へんてこりんな風習はみな関西?私は関西産だが、そんな話は聞いたことがない(農村の風習なら聞いたことがないのも当然なのだが)。たこ焼きは、食べたいときに食べるものだった。

 蛸は食べられない私だが、子どもの頃はたこ焼きを(蛸は取り出して)よく食べた。市場になじみのたこ焼き屋さんがあり、小柄なおばさんが黙々と焼いていた。そばでは大柄な息子さんが黙々と手伝っていた。その息子さんには少し知的障碍があるようだった。今のようにマヨネーズなどはかけず、ソースと鰹節と青海苔である。
 
 いまではどこの家庭にもたこやき器くらいはあるらしいが(特に関西では)、もともとは「おばさん、10個包んで」と買いに行くものだった。市場の一角の小さな店で、ただただたこ焼きを焼いていたあのおばさんの人生を思うと、「半夏生にはタコパーを!」などとふざけたことは言えない。
2010年6月19日 15:36 | コメント (0) | トラックバック (0)