しつらい

 昨日は雨が(雪もね)やむのを待ってサントリー美術館へ。東京ミッドタウンへ行くのは何度目かのはずなのに、まるで見知らぬ街のよう…。こんなだったけ?ここからはいればいいんだっけ?と記憶を辿るが思い出せない。

 観たのは「おもてなしの美 宴のしつらい」。「しつらい」いう言葉は近頃聞かないが、どこか懐かしい響きのする言葉である。漢字にすると「設い」。部屋を飾り、食器を整え…といったこと。

 屏風は楽しげに遊ぶ人たちを細かく描いたものや、花が咲き乱れ鳥が遊ぶものなど。食器を選び、お料理を並べ(指図書なる巻物があった)、席次を決める…。その細やかなこと、これしつらいというものか、と思う。

 美術館は、展示品に照明をあて館内は暗い。すぐ人にぶつかりそうになる。屏風に描かれた人々を熱心に観るあまり、額をガラスにぶつけた。小気味よくゴツンと音がした。

 もうひとつ晴れない空をあおぎつつ、ランチは有楽町の椿屋へ。話に聞いていた野菜がゴロンと入ったカレーを注文した。店内は落ち着いた雰囲気で、おいしいコーヒーもセットになったランチメニューである。

 来月はミッフィー展を観に行きましょう、待ち合わせは和光前で…と約束して、いつもの連れさんと別れた。その頃には、春爛漫になっているはず。
2010年3月11日 18:46 | コメント (0) | トラックバック (0)