シュウカツセイ

 初めて「シュウカツ」なる言葉を聞いたのは、いつのことだったろうか…。それがシュークリームのカツではなくて就職活動を意味すると聞いて、なんという世の中になったのだろうと思ったのはいつのことだったろうか。その後、次なるステップの「コンカツ」という言葉も出現して、もう何をかいわんやであった。 
 先日ラジオのニュースでシュウカツ中の大学生の声というのがあったのだが、そのなかで「就活生」と言っているのを聞いてまたまた驚いた。

 なぜそこまで自分を枠に入れたがるのだろうと、私は不思議でならない。名づけるということは、すなわちひとくくりの枠に入れることだ。枠は窮屈なものなのに、なぜ…?
 次々と自分を世間の枠にいれるには、家具のひとつもカーテンの1枚も自分で吟味し選び買うこともせずに住宅展示場のモデルルームに住むようなものである。

 「ぼくたち、わたしたち就活生は…」ではなく、「ぼくは…」、わたしは…」と言って欲しいと思う。今はそういう世の中なんだもの…で済ませていいことではないように思う。
2009年12月 9日 18:37 | コメント (0) | トラックバック (0)