ほんとうに大切なのは

 それぞれの事情はわからないが、人があまりにも簡単に殺されすぎる。つい最近も、立て続けに女子大学生が殺される事件があった。結婚詐欺だけでなく、何人もの男性がついでのように殺された事件もあった。無防備すぎるのがいけないのか、殺すことを厭わないのがいけないのか。新聞を開いてもニュースを聞いても、心が塞がるばかりである。

 「命を大切に」という言葉が巷に満ち満ちているが、それよりも大切なものがある、と思う。私たち人間は、必ず命を失う宿命にある。どんなに大切にしても、必ず失う。しかし、人間であることの尊厳は決して失わない。学校などでの「命を大切に」教育がいつから始まったかはもう忘れたが、それよりは「人間であることの尊厳を大切に」と教えるほうがいい。
2009年11月 9日 9:01 | コメント (0) | トラックバック (0)