演出

 東京五輪招致委員会は、「開催都市決定 東京応援ツアー(4日間)」なるものを企画したらしい。しかも、飛行機をチャーターして行くらしい。ところが、募集人員250名に対して、応募者は最初の締め切りではわずか80人。締め切りを1週間延ばし、あちらこちらからかき集めてやっと定員に達したというが、内訳を見るとその3割は都職員だという。つまり、桜…。盛り上がりゼロの、まるごと演出である。何を考えているんだか…と思う。

 自費での参加を求められた都職員が桜なら、ツアーに応募した一般の人も桜である。『団長には体操金メダリストの森末慎二さんとサッカーの解説でおなじみ、招致推進アドバイザーの松木安太郎さんのお二人が就任、ツアーを引率するとともにコペンハーゲン市内各所で実施予定のツアーイベントを盛り上げていただきます』というところをみると、そう思うしかないではないか。
 『このツアーが招致の盛り上がりをアピールする最後のチャンス。東京が開催都市に選ばれるよう、現地デンマーク・コペンハーゲンで、みんなで応援ましょう!』といったところで、関心のない人や五輪招致に反対の人にとっては、全く興味のないツアーである。

 本当に関心があったり招致を心から望んでいるなら、イベントにはリアルタイムで立ち会うことを重視するイマドキの人々は、ツアーなど組まなくても自発的に応援に行くだろう。なぁんにもわかっていないのは招致委員の面々なのか都知事なのかわからないが、「東京五輪支持率の低さ」の原因は何なのか?を、一度でも考えてみればいいのに…。
2009年9月29日 9:18 | コメント (0) | トラックバック (0)