とりあえず…ということで、

 改正臓器移植法【A案】が、参院本会議でも賛成多数で可決、成立したという。意外である。信じられない気分である。本気かいな?という気がする。とりあえず、成立させてしまわなければ…というだけのことで賛成多数で可決したのであれば、そのツケは大きい。

 この改正によって脳死による臓器移植がどの程度増えるのか…。嫌なら親族が脳死判定を拒否することも、本人が生前ドナーになることを拒否することもできるとなっているのだから、すべては移植コーディネーターの腕しだいということか…。

 「虐待児から臓器が提供されないようにする」となっているらしいが、その意味は何か?虐待(加害者が存在する)により脳死となった子どもの命と、交通事故(加害者が存在する)により脳死となった子どもの命に、何の違いがあるというのだろう?

 とりあえず臓器移植の件数が増えるように、とりあえず15歳未満の子どもの臓器移植も可能となるように、とりあえず…、とりあえず…というのが【A案】だ。その【A案】がとりあえず可決・成立したにすぎない。問題は依然として山積である。
2009年7月13日 18:26 | コメント (0) | トラックバック (0)