証明書のための証明書

 住民基本台帳法と戸籍法が改正されたらしい。それにともない来月から、住民票や戸籍に関する届出や証明書の交付申請をするときの本人確認が義務付けられたそうだ。自分の住民票を申請するにも、窓口で「私が私です」という証明をしなければならなくなった。運転免許証もパスポートも持たない私は、複数の書類を持参しなければならない。カードタイプになった健康保険証は常時携帯しているが、年金手帳などふだんは持ち歩かない。これからは持ち歩かなければならないのか…、厄介なことである。

 不正請求の防止、個人情報の保護といえば、誰も文句はないだろうということかも知れないが、そのためになら本人に(市民に)多くの不便を強いてもいいというのだろうか。なんだかおかしな話だ。たった1枚の書類を忘れた(持参しなかった)というだけで、必要な証明書の交付が受けられず、門前払いされることもあるのだろうか。

いろいろなこと(もの)の発達は、人々の生活を楽にしてこそ価値がある。…と、思っていたのに、何かと不便な社会になってきたように思う。いっそのことICチップでも埋め込みますか?と皮肉のひとつも言いたくなる。私が私ですの証明など、どこまでやれば完璧だというのか…。
2008年4月26日 10:03 | コメント (0) | トラックバック (0)