負担の大小ではなく

 さもありなんと思われるのが、開業から3年間で役員17人が辞任していたという新銀行東京の実態だ。まともな意見を言った人ばかりが辞任に追い込まれたらしい。残ったのは、「都などが作った当初計画に沿った事業をしただけ」といって憚らないような輩ばかりということか…。

 もう存在意義がないのは明らかなのだから、店じまいするのか最善策なはず。廃屋を取り壊すのにも何百万円もお金がかかるように、ごみを焼却するのにもお金がかかるように、銀行の店じまいにお金がかかるのは当たり前。それをケチってどうなるというのだろう。失敗しました、すみません、申し訳ないが店じまいにこれだけのお金が要ります、税金を使わせて下さい…と、都民に頭を下げてみてはどうなの?…と思う。

 都知事は「発案者として責任を痛感している」と言っているらしいが(経営者の責任のほうが大だと言いたげ)、経営状態の報告を受ける立場だ。それを考えれば、どちらがより上の立場の責任者かは明らかだ。「400億円の追加出資は清算より負担が小さい」という主張だが、清算すればその後赤字は発生しないが、400億円の追加出資しても開業時に戻るだけで、その後はまた累積赤字が雪ダルマになることは目に見えている。なぜ、潔く失敗を認めないのだろうか…、愚かなことだ。

 それでも都民はあのお人に知事をしてもらいたいの? もっとも、私は都民ではないので関係ないといえば関係ないのだが、東京は日本の首都だ!すべては東京から!などといっているので、無視はできないだけのハナシ。
2008年3月10日 8:34 | コメント (0) | トラックバック (0)