明けて2008年

 明けて2008年の第1日め。よい天気。除夜の鐘くらい聞いて…と思っていたのに、気がついたら年が明けていた。朝から煮しめを作って昼食に備える。こんなことをしていて、さて今年はどんな年になるのやら。
 
 昨夜は、「昭和前期の青春 山田風太郎エッセイ集成」(山田風太郎著 筑摩書房)を読んだ。モームの唱える『世界十大退屈小説』というのがあるそうだ。有名だが退屈で読むのがとても大変な本という意味らしい。例えば、ダンテの神曲、ゲーテのファウスト、ミルトンの失楽園、バニヤンの天路暦程、セルバンテスのドン=キホーテ、トルストイの戦争と平和等々。そういった本は若いときに乱読するしかない、というのが風太郎さんの意見だ。確かにそういうことはある。
 いわゆるそういった名作といわれるようなものの新訳本が、近頃では流行である。はじめは嫌な傾向だと思ったが、現代の若い人が乱読するためにはそういった新訳本が必要なのかもしれない…と思い始めた。スタンダールの赤と黒が野崎歓訳、ヘッセの車輪の下が松永美穂訳等々、う〜ん…という気はするがそういうものなのか。もっとも出版社は光文社である。週刊誌などを出しているところじゃないかというのは偏見だろうが、老舗の出版社とはやはり感覚が違うのかもしれない。

 …というわけで、今年もこんな感じでどうぞよろしく。
2008年1月 1日 9:54 | コメント (0) | トラックバック (0)