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2006年07月21日

今、必要なこと

用事をしながら聞き流していたテレビのニュースが、「東京オリンピック都民集会に2千人が…」と伝えていた。そのとき、2千人ですって?と、私の目はすっかり丸くなっていたに違いない。今朝の新聞によれば、何のことはない、一般客は300人ほどで、大半は動員された人たち(いってみれば”サクラ”…ね)だったという。しかも、その集会というのは、都民の盛り上がりに欠ける現状を打破しようと計画されたものらしい。

ちらとテレビで見たニュースでは、都知事が「私たちの力を見せつけようじゃないか!」とアジっていた。一体どんな力を見せつけたいというのだろう。

私は都民ではないが、東京開催には反対である。既存の施設を使ってコンパクトに開催するということらしいが、あの東京に、しかも限られた一定の場所に、世界中から人々が押し寄せるかと思うと、正直に言えばぞっとする。その人々が、JRや地下鉄を使って移動するのか…と思うと、その期間は東京へは行けないと思ってしまう。

1964年に開催された東京オリンピックは、ある意味では日本もまだ途上国であったから、それなりに意義もあったのだと思う。2016年に日本で、東京で、ということには(ここにはこちゃこちゃと書いてあるけれど)、意義があるとは思えない。
オリンピック開催に今でも意義があるとすれば、それはかつての日本のような状況にある国で開催されたときである。

オリンピック憲章をみると、基本原則には次のように書いてある。

オリンピック・ムーブメントの目的は、いかなる差別をも伴うことなく、友情、連帯、フェアプレーの精神をもって相互に理解しあうオリンピック精神に基づいて行われるスポーツを通して青少年を教育することにより、平和でよりよい世界をつくることに貢献することにある。

だったら、いっそのこと、世界中の富める国がお金を出し合って、イラクかイスラエルか、そういった国で開催してはどうだろう。突飛な考え方かもしれないが、もしかしたら、今の世界に必要なのはそんなことかも知れないでしょ?